こんにちは 「ようよう坂町」
ようようは、坂町の方言で「ありがとう」の
意味で、以前は使われていましたが、
今ではお年寄りの方が使うぐらいで
ほとんど死語になっていました。
23年前坂町に新しい祭りをつくろうと
青年部が中心になって企画したとき、
新しい祭りの名称を何にしようかという
ことになり、100個ぐらいの名前から
消去法で最後に残ったのが「ようよう
まつり」と「さかえまつり」でした。
「さかえまつり」は、坂へ来ていただく
ことと、栄える町をかけました。「ようよう
まつり」はありがとうと前途洋々をかけました。
坂町の坂は、土に反するということで、坂の
つく町は栄えないと日本地名辞典にでていました。
豊臣秀吉はそのことばを信じたのかどうか
知りませんが、「大坂」であった地名を「大阪」
に変えたそうです。
「ようよまつり」に決ったのは、当時実行委員で
あった郵便局の人が、洋々ということをお年寄りから
聞いたことがあるいいことばというのが決め手になり
決った次第です。以来23年間「ようようまつり」は
坂町最大のイベントとなりました。そして「ようよう」
が認知されるようになりました。
その「ようようまつり」は今年3月で23回目を
迎えました。今年は3会場で行いました。
文化交流広場の町民センターでは文化団体の
メイン会場の大型店駐車場は、コミュニティ
交流広場として、キッズ起業家の販売体験会、
サンデーマーケット、ウォーキング等を開催。
姉妹縁組の島根県川本町からも野菜、餅つき
などで協力いただきました。もう一つの会場は
「ようようまつり」の後は、「ようようカード会」です。
11年前に大型店が出店したことにより、地元
商店活性化策で登場。35店でスタート。
一時52店まで加盟店が増えましたが、ここ最近
高齢等での廃業が相次ぎ、現在では44店と
次に「ようよう」が登場したのが、初の特産品の
「ようよう饅頭」 です。芋あんを黒砂糖と坂町産
のムラサキ麦(食物繊維の多い)で包んだ
蒸し饅頭で、人気があります。
このように、坂町の「ようよう」ということばは
最近ではほとんど使われていませんでしたが、
こういった名前で復活しています。
今回の事業でも「ようよう坂町ベビーカーウォーク」
とかといったタイトルに利用するとともに、新たな
特産品のネーミングにも使う予定です。
「ようよう」ありがとうと感謝しあう町は、前途洋々の
町として、栄えていくと確信しています。
明日は第48回さかサンデーマーケット、会場は
大型店の駐車場、今日の準備といえば、
警備員が確保してくれた空きスペースに
チョークで線を引くだけ。約10分余りで終わり。
ただ明日は朝早い午前7時からの準備で、
のぼりや看板設置です。