三次市三良坂町の三次広域商工会と三次商工会議所、
三次農業協同組合(JA三次)などが構成する“農商工連携三次産米粉活用促進プロジェクト”が、
今月7日、8日の2日間、同市十日市東の三次農協会館周辺で開かれた
「第5回JA三次ふるさと祭~グリーンフェスタ収穫祭2009~」で、
三次産米粉を活用した新特産品を販売しました。
晴天のもと、盛大に開かれた「JA三次ふるさと祭」
地元産米あきろまんの米粉を使ったお好み焼き、洋菓子やパンなど8種類の新特産品を実演展示販売し、
米粉のおいしさを広く一般市民にPRしました。
商工会・商工会議所・JAの共同ブースを初出展。地元メディアも注目
農商工連携三次産米粉活用促進プロジェクトは、三次産米の消費拡大や地域産業の活性化を目的に、
三次広域商工会地域力連携拠点事業支援センターが中心となり今年8月に発足。
「三次産のお米を食べよう!」をキャッチフレーズに、
商工会・商工会議所・農協が業界の枠を超えてパートナーとして連携。
三次産米粉を活用した新特産品開発事業に着手し、
今回初めての共同事業としてJA三次ふるさと祭に出展参加しました。
三次市内の各種団体が参加して農畜産物の販売などを行った
農商工連携三次産米粉活用促進プロジェクトには3団体のほか、
三次産米粉の生産・加工・流通・販売・消費を行う生産団体や加工業者、商工業者などが広く参集。
各分野の団体・業者が連携協力し、
三次産米粉の普及活動を一体的に展開することで三次地域経済の活性化の実現を目指します。
米粉活用促進プロジェクト準備会議の様子
農商工連携三次産米粉活用促進プロジェクトには現在、
3団体の会員、組合員など計31事業所が参加。
三次市内の洋菓子店やレストラン、仕出し屋、農協の生産者グループなどで、
農商工連携三次産米粉活用促進プロジェクトは1事業所につき1kgの米粉を無償提供。
米粉製粉機で地元産米あきろまんを80~400ミクロンのパウダー状に粉砕したもので、
各事業所はその素材を生かしてそれぞれ10月中旬頃からオリジナルの商品開発に取り組んできました。
JA三次ふるさと祭では、うち4事業所が商品化させた“米粉入り酒ケーキ”
“米粉入りラスク”“米粉入り食パン”“米粉入りあんパン”など7種類を展示販売し、
生地に米粉を使用した“三次風米粉お好み焼き”の実演販売を行いました。
三次産米粉を活用した新特産品がお披露目された
物珍しさもあってか、会場を訪れた多くの人たちが足を止め、
共同ブースは2日間通して人だかりが絶えませんでした。
ブースに並んだ洋菓子やパンの試食に訪れた人たちの手が次々と伸び、
「しっとりとした食感がおいしい」「もちもちとした歯応えで風味が良い」
と米粉を使った洋菓子やパンの評価は上々で、すべての商品が予定数量を完売しました。
焼き立て米粉食パンの試食は大好評
今回特に人気が高かったのは、三次風米粉お好み焼き。
本来、お好み焼きの生地のベースとなるのは小麦粉ですが、
これは文字通り生地に三次産米粉を100%使用した一品。
さらに、キャベツは作木町産(高丸農園)、卵は布野町産(平岡養鶏場)、
ソースは三原町産(毛利醸造)を使用するなど徹底して地元産にこだわった、
まさに三次風の名にふさわしい“地産地消お好み焼”。
地産地消にこだわった、三次産米粉100%使用の三次風お好み焼き
従来のお好み焼きにはないモチモチした生地の食感が特徴で、来場者の注目度は断然高く、
商品を買い求める長蛇の列は2日目のイベント終了時まで絶えることなく続きました。
実演販売コーナーには常に長蛇の列が
●お問い合わせ/三次広域商工会 TEL(0824)44-3141
追記…
↑三次広域商工会のブログも要チェック!↑