珍しくカスターママの企画で | 山岸笙子ジャズピアノ&ボサノバ弾き語り

山岸笙子ジャズピアノ&ボサノバ弾き語り

山岸笙子(しょうこ)、本業はジャズピアニスト。 たまにポルトガル語でボサノバ弾き語りも。
ライブ及びCD情報は
http://www.shokojazz.com

お盆の週が明けての、この週は3本の演奏予定。湯島、上野、秋葉原、なんか偏ってるような?笑。

まずは8月21日火曜は湯島カスターに出演しました。このお店には私はレギュラーで毎月2回の出演が決まっているのですが、
この日は特別にママから追加でお仕事いただきました。

普段は自分のよくやる歌手さんとの共演なので、気心知れた感じなのですが、この日はベテランジャズボーカルの中野幸代さんとの久々の共演でした。

ドラムもいつもの佐藤さんがヨーロッパに行っていて、トラ(代理)で仮屋さんが来てくれて、助かりました。ベースはエイジーさんと、サリーちゃん、お盆明けで賑わいました。




中野さんが歌い始めたときに、あれ?カスターのママの声に似てるな、と思いました。

少しハスキーで低い感じで、粋な感じのスイング感も似てる。

そう、このお店のママもジャズボーカリストなんです。

けど、自分のライブの日以外は、まず、滅多に歌わないので、歌手だということを忘れそうになりますけどね。

ママはいわゆる江戸っ子ぽい人で、ポンポン物を言うんだけど、すごく好かれていて、お店の常連さん達がいつも来てます。

中野さんの歌は大人の雰囲気で、衣装もTシャツにジーンズ風パンツ。着替えるのかなと思ったら、このままでした。

これは背の高さと脚の長さを生かしたスタイルで、なかなかマネはできませんね。

仮屋さんのドラムも繊細で、上品な味を出してました。

私はと言えば、やはりラテンが苦手。
カリプソアレンジの曲で、まんまと譜面落ちました。

もう悔しくて、帰り道、歩きながらクソ〜!とか叫んでたら、道行く人に怪しい目で見られました。

我々バンドはとにかく、一日の演奏の中で、特に歌の伴奏では、間違えないで完璧に勤めたいと思ってるので、譜面から一瞬でもズレるのは、最悪な後味悪さになります。

いやあ、修行が足りないわ。昔、フルバンドの仕事をしていた頃も、譜面から落ちるのは、決まってラテンだったなあ。

進みが早くて、数えてついていくのがホント難しいんです。

トリオを引っ張らなくてはいけない立場にありながら、不甲斐なくてすみません。

今度あの曲をやる時は、初見でなく、リハーサルしてもらいます。

それにしても、客席の高齢化が激しくて、60代のお客さんが若く見えるくらい。

今後のジャズはどうなっていくんでしょうね。しかし3セット目のセッションタイムで歌ったオジサマたちの軽いスイング感はナイスで、リアルタイムでジャズを聴いていた世代の底力を感じました。

次回私の湯島カスター出演は、8月28日.今度は若手、フレッシュな藤林三穂子さん、カスター初出演。宝塚スクール出身らしい、目と耳に楽しいステージをお届けしますので、ぜひ!