野毛はディープなジャズ地帯 | 山岸笙子ジャズピアノ&ボサノバ弾き語り

山岸笙子ジャズピアノ&ボサノバ弾き語り

山岸笙子(しょうこ)、本業はジャズピアニスト。 たまにポルトガル語でボサノバ弾き語りも。
ライブ及びCD情報は
http://www.shokojazz.com

12月13日野毛にあるルタンペルデュというジャズバーで演奏しました。リーダーは森岡マレーネ典子さん、ベースは大西慎吾さん。
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大西さんが写ってなくてすみません。

このお店は2回目なんだけど、初めて行った時は、方向音痴の私では辿り着けないとのお客様の情報で、写真10枚くらい付きの誘導メールをお客様にいただき、無事到着。ありがたいです。

前回はべースも知らない人で、確か吉村さん?で完全にアウェイだったのですが、お店の女性が超暖かい親切な方で、すぐなじめました。水曜担当の方で、今回も水曜でお会いできて嬉しかった。

このお店は投げ銭というシステムで、3回あるステージごとにお客様がチップを下さるので、演奏が良い場合はなかなかたくさん集まります。

最初からミュージックチャージをもらえるお店と違い、内容が気に入らなければ、すぐ帰ってしまうので、演奏するほうも緊張感があるし、ボーカルさんや、出演者の知り合いもほとんどいないので、身内でない一般の方々を納得させる音楽を提供しないといけないから、高い実力が要求されます。

マレーネさんはさすがの歌唱力で、自分の世界に引き込み、新しいファンを続々とゲットしていました。途中で帰る人もほとんどいなかった。

マレーネさんとは初共演のベースの大西さんも、最初は様子見してましたが、マレーネさんの歌がしっかりしてるので安心して、だんだん自由にジャズらしい演奏を繰り出してきて、後半はすごく刺激的で楽しいアンサンブルになりました。

こんな楽しい演奏なら、遠くに行く甲斐があります。大西さんは、私に容赦なくダメ出ししてくれる貴重な存在なので、ありがたい。アレンジャーでもあるので、変化をつけた演奏が面白い。

マレーネさんとは今月26日、湯島カスターで.カスタートリオと共演します。

カスターは対照的に、リラックスした演奏で、3セット目はお客さんも参加できます。

それにしても横浜のライブハウスは横の繋がりが強いですね。

近所のちぐさから紹介された、地方からきたご夫婦が来てくれたり、関内バーバーバーで私と共演してたサックスの皆川さんが聴きに来てくれたり、これからドルフィーに行く人が寄ってくれたり、ドルフィー帰りのミュージシャン、ベース高瀬さん達が顔だしてくれたり、ドルフィの休み時間にピアノのロニーが顔だしてくれたりと、たくさんの知り合いミュージシャンが会いに来てくれて、同窓会みたいで嬉しかった。

サックスの皆川さんには、近所の姉妹店、ポールダンスのお店に連れて行ってもらい、知らない世界を見て楽しかった。

横浜のお店は、お互いに協力体制で、生き残っていて、素晴らしいと思いました。

あんな狭い地域にたくさんのライブハウスが共存できるのはジャズ会の宝ですね!

ぜひ皆さんも横浜方面に一度訪れてみてください。ディープな世界です