昨日はドラマについて書きましたが、今日は12月にNetflixでみた映画を振り返ります。
12月前半は体調不良と仕事の締切に追われていたので、気楽にみられる作品を選びました。
SING/シング: Thriller(2024)短編映画(13分)
長編の「シング」が2作とも好きなので、みてみましたが、キャラクターたちが
マイケル・ジャクソンのスリラーを歌って踊るだけの内容。わずか13分で、息抜きとしてもあっという間に終わってしまい、評価は星みっつ。
ハロウィーン向けのちょっとしたお楽しみ作品という印象です。
オリジナルと比べながらみるのも面白いかもしれません。
君たちはどう生きるか (2023)
一年ぶりの再鑑賞。
ストーリーを把握していると、初見では気付かなかった細部の描写も楽しむことができ、とてもよかったです。
二度見おすすめです♪
ひつじのショーン ~クリスマスの冒険~(2021)短編映画 (30分)
ポーラー・エクスプレス(2002)
ところが今回改めて鑑賞してみて、当時観に行かなかった理由がわかりました。短い絵本が原作で、当時としては高度なパフォーマンス・キャプチャーをフル活用したCGアニメが画期的だった反面、やりすぎ感も否めません。トム・ハンクスが一人五役(父親、車掌、ホーボー、サンタクロース、少年)を演じるのは衝撃的で、映画史的には意義があるのでしょうが、今では亡くなった人や別の俳優にもAIで“再現”が可能な時代。生身の役者にとっては、怖い流れの始まりだったのかもしれません。
また、IMAX初の3D長編ということで、ローラーコースターさながらの演出が満載ですが、自宅で2D視聴すると、お話には不要に感じる場面が多く、正直退屈でした。原作絵本の方が、幻想的な世界観をシンプルに表現していたのではないかと想像します。
それから個人的に一番ひっかかったのは、この映画のメッセージが「サンタの存在を信じること」だけに終始し、肝心のクリスマスの精神――もらうことではなく与えることの喜び、人に親切にし、愛と平和を祈る心――に全く言及されていない点です。これだけの冒険をしたのに、最終的に「主人公は大人になってもサンタを信じていた」で話が締めくくられてしまうのも、物足りなく感じました。
映像化のチャレンジ精神には敬服しますが、個人的にはおすすめしづらい作品。星三つです。
ミュンヘン (2005)
スティーヴン・スピルバーグ監督による、1972年のミュンヘンオリンピックで起きたパレスチナ過激派によるイスラエル選手団襲撃事件(黒い九月事件)と、その後のイスラエル諜報特務庁による報復作戦を描いた作品。
当時のことで覚えているのは、ピアノの上に置かれていたダックスフントのマスコット「バルビー(バルディ?)」くらいで、テロリスト事件のことはまったく知りませんでした。子供だったので、親がニュースを見せないようにしていたのかもしれません。
パレスチナ問題に詳しくなかった私には衝撃的な内容で、悲惨な描写や報復作戦に挑む主人公たちの葛藤が胸に迫ります。エリック・バナをはじめ、ダニエル・クレイグ、ジェフリー・ラッシュ、マチュー・カソヴィッツらが素晴らしいアンサンブルを見せてくれます。
ラストで背景にCGで再現されたツインタワーが映るシーンもショッキングでした。当時の報道に焦点を当てた「セプテンバー5」という映画もあるそうで、いずれ観てみたいところ。星四つです。
以上が、私の12月に観たNetflix映画でした。ご参考になれば嬉しいです♪