9月30日(月)に日本に出発です!到着は10月1日(火)の早朝。

また日があいてしまうので、心残りのないように、今晩ブログを書きます♪

昨日まで毎晩、遅くまで仕事!

今日はもろもろの用件であっという間に夜。

明日から荷造り開始です。

 

「バビロン」(2022)

 

 

「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督が、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーら豪華キャストを迎え、1920年代のハリウッド黄金時代を舞台に撮り上げたドラマ。チャゼル監督がオリジナル脚本を手がけ、ゴージャスでクレイジーな映画業界で夢をかなえようとする男女の運命を描く。

夢を抱いてハリウッドへやって来た青年マニーと、彼と意気投合した新進女優ネリー。サイレント映画で業界を牽引してきた大物ジャックとの出会いにより、彼らの運命は大きく動き出す。恐れ知らずで美しいネリーは多くの人々を魅了し、スターの階段を駆け上がっていく。やがて、トーキー映画の革命の波が業界に押し寄せ……。(引用)

 

 

 

感想

 

ネットフリックスで、9月12日に鑑賞(もう二週間前、、)。

あ〜、これ映画館でみるつもりだったけど、あまりにも評価低いからやめたヤツだ、と見初めてすぐに思い出しました。

何、これ〜って絶対なると思う!

あの象の排泄シーンから、ありとあらゆる目を疑うやりすぎな汚物、猥褻、乱行シーンまで。日本だったらぼかしてるかもしれないけれど、こちらではすべてモロですから、ネトフリで子供が間違ってみちゃったらどうする!びっくり笑い泣き

 

そりゃぁ、本当にこんなだったのだろうけど、ブラピとかマーゴットとかメジャーどころがでてて、極彩色だったら、気持ちの準備なくみちゃうよ。

それに「ラ・ラ・ランド」の監督でしょう〜。

 

これ、鑑賞前の下調べ、必須の映画と思います。

ハリウッドの黎明期を描くこの作品。

サイレントからトーキーへの映画返還期にまつわるストーリーを描いているから、映画愛の物語だとは理解した。

YouTubeでいくつも解説動画をみて、そうかそういうことだったのか、とわかったので、大成功とは言えなくてもその思いにリスペクトしよう、と翌日、再鑑賞しました。

 

今回は、監督の意図はわかったから、そのつもりでみれば好きになるかと思ったんだけど、やっぱりダメだった〜。

それに長すぎて、眠くなるどころではないビジュアルの、あの強烈なトビー・マグワイアのもろもろのシーンで、意識失ってたし(汗)

最後のいろんな映画の切り抜きも、それほど効果的に描かれているように思えなかったし、あの絵の具の色みたいな演出はやっぱりわからない。

 

デイミアン・チャゼルさんって、地雷だわ。

セッションで気づくべきでした、、。

あぁ、でも2度見て2度とも好きだったのは、黒人のトランペッターさんのシーン。

音楽、すごいと思った。

ゴールデングローブで最優秀作曲賞を受賞しただけあるわ。

 

中国人女性さんのところはカットしてもよかったかな。

アカデミー賞狙いで、黒人さんやアジア系やいろんな性癖の人をキャスティングしなくちゃならなくて、そのためにこの二人のエピソードが必要だったかもしれなけれど、長い映画をよけいに長くしていたと思います。

そしてそういう意図を、すぐ視聴者が気づくようなあざといキャスティングは、もうやめてほしいなぁ。

 

サイレント時代のハリウッドの様子、特にあの屋外での撮影の様子はとても興味深かったから、いろいろ盛り込みすぎ、やりすぎちゃって、もったいないことをしましたね。これはディレクターズカット版にするべきだったかも。

 

乱行パーティーシーンを短くして、中国人さんのとこカットして、トビーさんのアレももっとマイルドにして、最後の部分ももうちょっとわかりやすくして、、なんてことは史上最年少でアカデミー賞作品賞を受賞した、飛ぶ鳥おとす勢いのデイミアン監督には絶対、納得できなかったのでしょう。

 

人にはおすすめできないし、またみたいとも思わない。(2回みたし。笑)

でもサイレントからの返還期って今までいろいろな映画で描かれてきたけれど、こんなグロテスクで切ない時期だったのね、ということはしっかり理解できました。

それは収穫。怖いものみたさの人はどうぞ。三ツ星進呈です。

 

さて、お口直しにもうひとつ。

 

キャンドルライトコンサート「ヴィヴァルディ 四季」

 

 

世界各国で行われているキャンドルライトコンサート

私もここ数年、気になっていたんですが、先週、9月19日木曜日の夜、見に行きました。

忙しくて余裕のない時期だとはわかっていたけど、どうしてもみたくて、なんとかなるだろう、とチケット買っちゃったんですよね。

だってうちから徒歩の、あの素敵なアールデコの映画館、カプリシアターでコンサートが行われたのですよ。それも他の場所では演目がエド・シーラン、クィーン、コールドプレイとかなのに、ここではヴィヴァルディの四季!唯一のクラシック曲!

絶対行かなきゃでしょう〜。

確かにそのつけは後にまわってきた、、。でも素晴らしかったです!

 

 

前から二列目の席をとったので、早めに入場させてくれました。

この日、一晩に2度行われることになったコンサートは満席!

 

指定席制ではなかったので、早めにいって、中央座席に座れました。奏者の指遣いやチェロの弦の振動音まで聞こえてきて、やっぱりライブは顔が肉眼ではっきりみえる位置に限る!と大満足〜。

ミュージカル「シカゴ」では双眼鏡が手放せなかったのでリベンジできた(?笑)

 

やっぱり「四季」を選んだのは最高でした。

春、夏、秋、冬、と、どれもよく知っている楽曲だから、心から楽しめたし、知ってるくせにライブ演奏を聞くのは初めてで感激した。

1723年に作曲された曲が今も世界中の人に愛されているってすごいことですよね。

そして第一バイオリンの女性が、各シーズンのはじめに、これは小鳥のさえずりを表しているとか、わかりやすく説明してくれたので、音楽を聴きながら情景が目に浮かんできて、まるで映像をみているようでした。

そしてデジタル時代だからこそ、生の音楽を演奏してくれるミュージシャンをサポートしたい、という気持ちになりました。

 

今、アデレードでは春の訪れの季節なので、「春」の第一楽章をどうぞ。

小鳥のさえずりが聞こえますね。ヴィヴァルディってすごい!

 

 

それではしばらくブログ更新ができないと思いますが、みなさま、お元気で。