ヤッタ!二年間で卒業!万歳!!
短大二年の時、研修旅行で一週間ほど奈良・京都へ行くはずだったのに、仕事が入ってしまい、参加できなかったのです。
その旅行は、授業の中の一貫として行っていたので、不参加者は来年という話。つまり、留年。教授に相談しても、ニコニコ笑いながら、
『来年やってもらいましょうかね』
あ~ァ・・・・・・やはり、二年間で卒業するのは無理だったか・・・・・・。
そう思うと、反対に気が楽になり、何かにつけて“いいさ、いいさ、あと一年あるのだから”なんて思ったりしていたのです。しかし、卒業試験も終わり、あとはみんな、一ヶ月後の卒業式を待つばかりとなったころ、また例の呼び出しがかかったのです。
その時はもう、卒業もあきらめていたので、“何だろうね”って感じで行ったのです。すると、“来年やってもらいましょ”といったあの教授が、レポート120枚を書けば、単位を与えてくれるとのこと、どうしようか迷ってしまったのです。
あせって卒業することもないと考えていたし、それに120枚ものレポートを書かなければならないなんて・・・・・・。文章を書くということが、大嫌いな私(今、こうして自分の本を出そうとしているなんて、信じられぬことなのです)なので、教授に『留年しますから、いいです』といったのです。
そしたらなんと、来年からその講義を担当する教授が変わってしまうとのことで、その教授が再履修は認めない、といったら、君は一生、卒業できないのだよ、などと脅かされ、しぶしぶそのレポートを書かされるはめになったのでした。
今までに、あれほど毎日、図書館へ通ったことなどありませんでした。開館した時から、閉館するまで、ずーっと一人でこもりっきりなのです。お腹が減れば、カレーまんを買いに行って・・・・・・。
〈なぜ私だけ、こんなことをしなければならないのだ〉と、再び悩んでしまったのでした。しかし、書き終えて、それが認められた時の嬉しさは、他に換えられるものがないほど、スカッとしたものです。卒業式の三日前、学校から電話があり、
『卒業がきまりましたよ』
という嬉しい報らせ。
その日は、東京の九段会館という所で、リサイタルがあり、さっそくみんなに報告。とても喜んでくれたのでした。
あっという間の二年間だったけれど、やっぱり大学へ行って、良かったナーと思ったのでした。途中でやめたりなんかしないで、本当に良かった。ひとつのことを、最初から最後までやり通すということは、とても大事なこと。充実していた二年間だったのです。
オマケ
ネットで確認したのでもういいんだけどね。
全て許容範囲とはいっても、最近の数値としては【コレステロール】が200を初越えしてたので要注意です。![]()


