不良少女白書
『学校に余分なお金を持ってきてはいけません』
おデコの広い担任の先生は、生徒に注意します。
『ハァーイ!!』
返事だけは良い私。でもみんな、鉛筆や消しゴムを買うぐらいのお金は持ってきています。まかには、お小遣い全部、約三○○○円ほど入っているお財布を常備していた子もいました。それが、この私だったのです。
学校からの帰り道。きょうも友だちとおしゃべりしながら歩いています。
『・・・・・・ねェ、お腹すかない?』
『ウン、そうねェ』
『あっ!いい所があるよ。あそこ行ってみない?』
いい終わるより早く、私は先頭に立って、ズンズン歩き出していました。大きいランドセルを背負った二人は、駅前にある立ち喰いうどん屋さんの前で、足を止めたのです。
小学校一年生には高すぎるカウンターへ、七〇円置いてから、
『おじさん、きつねうどん、ひとつください』
『へい・・・・・・らっしゃい。きつね、ひとつね・・・・・・』
私の顔をしばし見つめ、首を傾けながら作り始めたおじさん。横で“ズズーッズズーッ”と音をたてて、汁を吸う男の人の視線。でもそんなことは、気にしない。
できたてのひとつのきつねを、二人で半分ずつに分けて食べました。『また、来ようね』と話しながら・・・・・・。
そのころから、少しばかり常識という枠からはみ出していた私は、いけないことをしたのだ、という自覚がまったくなかったのでした。
その証拠に、それから数週間後、今度は喫茶店なる場所へ、堂々とお弁当箱を下げて入っていったのでした。薄暗い店内。タバコの煙。流れてくる有線放送。そこは、初めて足を踏み入れた、大人たちの世界だったのです。
あいているテーブルを見つけて、私はウェイトレスさんに、クリーム・ソーダを頼んだのでした。クリーム・ソーダなる飲み物を口にすることはほとんどなかったので、当時、それは私の憧れの飲み物だったのです。
緑色の液体を、満足して飲んだ翌日、学校へ行くと、さっそく先生から呼び出しがかかりました。
『昨日、学校の帰り道に禁止されている寄り道をしたそうだね。それも、喫茶店へ入ってクリーム・ソーダを飲んだって?PTAのお母さんから、君を見たと連絡がきたんだよ。今回だけは、校長先生には内緒にしておいてあげるから、もう二度と同じことを繰り返してはいけませんよ。わかりましたね!!』
たまたま、その日、校長先生は学校に来られてなかったから良かったものの、もしこのことを耳にすれば、私は朝礼の時、朝礼台の上に立たされ、全校生徒の前にこの身をさらさなければならなかったのです。
その事件以後、よく反省した私は、先生との約束をずっと守り続けていました。小学校を卒業するまでは・・・・・・。
オマケ
こんな記事はど~でしょう。
5日の晩御飯は娘が作ってくれました。
刻みネギののったのはコンニャクでした![]()
コールスローに使うキャベツの細切れには苦労した様子でした。
GW最後の日のお昼は
SHOKOじゃなくって、
OHSHOで食べました。
豚キムチ
ちゃんぽん麺
五目そば
やっぱり外せない餃子で~す。
6日の晩御飯も娘の献立です。
シチューはルーを使わずに作ったみたいです。
連休中に息子とカー用品店に行って買ったこちらを息子の車に付けました。
純正のボルトは経年でサビてくるので・・・。
電装系もかなり部品を消耗したので補充しました。
こちらはFREEDの角度。
いい感じに傾斜してます。


