My Talking ③ | ボンさんの聖子さん日記

ボンさんの聖子さん日記

でもメインはオマケで~す。



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ーーどこか変わってた子だったんだね。今は・・・・・・はてなマーク


沢田 変わってるって意識全然ないんです。 自然なんです。 大きくなってから、母親から話を聞いて、“エ~、そうだったの”みたいな・・・・・・。 今でもやっぱり、ちょっと変わってるんじゃないかな・・・・・・。 でも、まあ、ふつうの良家の令嬢で・・・・・・アッハハ。


ーーバス通学、長かったのはてなマーク


沢田 ええ、幼稚園2年、小学校6年、中学は2年間。 高校、大学はバスと電車。 長いですね。 ところが小学校3、4年のころかな、突然、車掌さんがいなくなって・・・・・・。 憧れていたのに。 制服は白いワイシャツに、藍色っぽい上下でスラックス姿。 帽子かぶってステキだったのに、淋しいですね。

幼稚園の卒園記念に、「大きくなったら、バスのしゃしょうさんになるの」って書いてあるのが、今でも残ってるんです。

 いつも運転手さんのすぐ後ろに座って前をジーッと見てました。 その席に人が座ってるとショックなんです。 薄いみどり色のプラスチックの裁縫箱を持って座ってたんですね。 私の降りる停留所は、途中の真ん中ぐらいだから、必ず眠りこけちゃう。 それでも何回も裁縫箱を落っことして粉々になっちゃう。 それにもめげずに眠ってると(笑)、気がつくと静かなんですね、車庫まで行ってしまって、そこからトボトボ歩いて帰るんです。 50分ぐらい、冬なんか家に着くともう真っ暗で・・・・・・。 よくそんなことありましたね。

 あと、バス通学の思い出というと、よく乗りすごすんです。 のりすごしたのを気づいた時の表情が難しい。(笑) 小さいころは「アッ、アッ」って騒いでたけど、最近は、人の目を一応気にする年ごろだから、落ちつき払って。一見なにげなく装って、仕方なく次の停留所で降りる。(笑) そして、また歩いて帰る。 なんか、ドジな話ばかり。

 バスの車掌さんになりたいっていう夢も、小学校から、中学校へ入ったころから、だんだん現実的になってくるんですね。 私、よくテレビ見てたから、その主人公に憧れました。 「アテンション・プリーズ」では、スチュワーデス。 『アタックNo.1』では、こずえに。 小学校高学年になると、岡崎友紀さんの『なんてったって18才』『奥さまは18才』とか、あの幼妻シリーズが私たちの間でウケてて、“私も18になったら結婚しよう”、それも、“外人の、目がブルーで背が高くてステキな人と“なんて、今からは想像できないこと考えてかんですよ。

 そんな聖子の夢も、中学生になるとしだいに、音楽の仕事につけたらいいなと、漠然とだけど将来を思い始めるのです。 それは次号で。


オマケ

時を感じて

1988.6.5発売15thアルバム

「LIFE」A-3収録


作詞・作曲:沢田聖子


変わったかもしれないね

自分じゃわからないけど

少なくともあの頃よりは

色んなもの見てきたもの


 テープみたいに時の流れを

 巻き戻したい日もあった

 だけど一度も後悔してない

 そこにはいつも自分がいたから


✽遠ざかる後ろ姿に

 少し胸は痛むけど

 追いかけたりしないよ

 軽く手を振る


 試験に受かったと知らせた日

 誰よりも喜んだ

 落ち込んで眠れぬ夜は

 一緒に星を数えた


  鮮やかすぎる想い出は

  心のカメラに残して

  少しお互い大人になって

  もう一度逢える日くればいいね


遠ざかる後ろ姿は

二度と振り向かないけど

気づかぬまにあなたも

変わったかもしれない


✽繰り返し


軽く手を振る

軽く手を振る・・・




先日の大分行き、こちらの女性にも同行して頂きました。

同窓会でのひとコマです。

こらぁ、鼻の下が伸びてるとか言うなぁ~。

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