●「がんフレンドの会」に参加して思ったこと

こんにちは。自然栄養療法士の一美キンロスです。

先日、ロンドンでの「がんフレンドの会」に参加して来ました。

がんの人はビーガン(動物性は一切摂らない)じゃないといけない、という訳でも無いのですが、ビーガン・レストランで、このようなランチを食べながらの、がん体験者のお喋り会でした。



*バイキング形式で、自分が欲しいものを欲しいだけ取って、グラム数に応じた料金を払う形式なんですが、もう少し素敵な盛り付けをすれば良かったですね、すみません。^^;


さて、がん経験者の方々からの、食べ物関係の疑問に答えながら、実は、痛感したことがあるんです。

ある方が、

「あれこれ読んだり聞いたりするにつけ、一体、何を食べたら良いのか分からなくなった。」

と言われたんです。

まず、砂糖、乳製品、非オーガニックの肉 は是非、避けて欲しいです。

あとは、慢性炎症につながり得るので、遅延型フードアレルギーにも注意したいです。

でも、そういうのって、がんだから、というのではなくて、誰もが守りたい基本ルールです。

もし見当つかない場合は、こちらの二枚目に整理してあります。

そういう「人間全員の食の基本」を心得ていたら、あとは、自分の本能を研ぎ澄まして、

「これは何だか嫌だな、、。」

と思うものは食べない。

「これ、食べてみたいな。」

と思うものは試してみる。

その上で、心身の声を聞いてみて、それが自分に合うのかどうかを確認するのが重要だと思うのですよ。

「私のがんが治った食事」的な本も各種、出ていますよね。

でも、著者には合った食事でも、他の人にも合うとは限らないので、その本を信じて、実は嫌だと思いながら我慢して食べているなら、考え直して欲しいです。

「自分自身の心と体の声」って、もちろん、心や体が実際に声を出すわけじゃなくて、自分の気持や身体の反応のことを指しています。

食べたらどんな気持ちがしたか、身体はどんな反応(例:すっきりしたとか、逆に、気持ち悪くなったとか)をしたのかを指しています。

人が言ったことをそのまま素直に取り入れるのは、特に日本社会では「良い子(良い人)」かもしれません。

でも、がんになったのは他でもない自分なんですから、「自分はどうなのか」というフィルターを通して判断するのが、何より大切ですよ♪