イギリスのロンドン市の中心街が「シティ」。
金融の中心で歴史のある石造りの建物が
連なっている。
私が昔勤めていた某投信会社の本社も
シティにあって、オフィスの一部は、はるか
昔は東インド会社の紅茶の倉庫だった、
と聞いた。
イギリスはEUのリーダー国のひとつだが、
通貨としてユーロは使っておらず依然
ポンドを使っている。
シティのコンセンサスはどうも「ユーロは
維持不能」というものらしい。
ユーロが独仏+ベルギー、ルクセンブルグ、
など、といった程度なら成り立つが、
ポルトガルやギリシャまで入れたら崩壊は
必至だった、ということ。
どうやらその通りといわざるを得ないようで、
ユーロをドルに匹敵する基軸通貨に、という
独仏の野望は、大ピンチに陥っている。
とはいえ、今更ギリシャやポルトガルを
ユーロから追い出すわけにも行かず、
ということで、これから数年くらいの期間
EUはユーロの難題を突きつけられたまま
になるのだろう。
日本の個人は、少なくとも一部はユーロに
見切りをつけてさっさと円に戻っている、と
いうことで、円高ユーロ安が促進されて
いる。
通貨の分散なら、ユーロより(はるかに金利
も高い)新興国通貨の方がいいだろう、政治
状勢もそれなりに安定して来ただろうし、と
いうことで、ブラジルを始めとする新興国
の債券に日本から資金が流れる。
新興国に大量の資金が流入すれば、今度
はバブル発生が心配。
日本経済が成長力を持っていた時代なら、
海外に目を向けることも必要なかったわけ
で、何とも昔が懐かしい思いだ。