カール・シュミットについてはよく知らなかった

のだが、興味は持っていた。


ナチスの協力者だったのは確かだろうが、

ナチス時代のドイツの高度成長を見れば、

ユダヤ人の迫害とか他国への侵略は

論外として、効率的な経済政策を実現

していた、と評価できる面があるに

違いない。


そういう肯定的な面とカール・シュミットの

結びつきに興味がある。(もしあれば、だが。)

民主不況などという言われ方が出て来る

ようになった。


民主党に政権が変わらなければ不況に

ならなかったとは言えないから、不況の

犯人を民主党にするのは気の毒だが

民主党政権下で「何やら日本人全部が

手を取り合って沈んで行く(貧しくなって

行く)という感じがするのが不気味、と

いうことなのだろう。


通貨が強くなっている国の国民が豊かさ

に向かう方向を感じることができない、かに

見える、というのは不思議でもある。

(少しくらい景気のいい話が聞こえて来ても

よさそうなもの。)


日銀が金融緩和すればすべてが解決という

わけには行かないだろうが、やれることは

やってみる、方がいいのでは。


具体的には、日銀が国債を買い入れるという

ことになるが、極端なはなし、今市場にある国債を

全部買いオペしてしまえば、「利子の付いている

国債」が「利子の付かない紙幣」に変わるわけで、

政府と日銀を連結して見れば、政府が支払う国債

の利子はすべて「国庫納付」となって、国は無借金

と同じことになる。(財政再建完了!)




デフレが続く原因、円高の原因として

日銀による金融緩和が十分でない

から、という見方がある。


日銀は金融緩和の拡大を今月初め

に決めているので、今後資金供給が

増えるはずだが、これまで金融緩和

をして来なかった理由は、資金は十分

に供給されており、資金需要がない

だけだ、という立場だったからだろう。


外国為替市場で円高になるのは、

需給から言えば、円が過少だからだ、

と言わざるを得ない。


おそらく、円の需要に言わば「投機的

需要」があって、それが把握しきれて

来なかった面があるのではないか。


そんな気がする。


そうすると、今の円高は、リーマンショック

後に投機需要として借りられた円を

買い戻す羽目になった投機筋が必死に

円を買い戻して(返済のために)いるから、

ということなのかもしれない。


いずれにしても、日本の金融政策を

決めるのに投機筋の動きを勘案せざるを

得ないとすると、何とも難儀な話だ。