嵯峨信之『詩集未収録詩篇』を読む(87) | 詩はどこにあるか

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* (想像力がとらえていた銀色の小鳩だが)

眼のなかを十字に飛び廻つている

 「十字に飛び廻つている」が私には想像できない。「十字」の水平方向は右から左、左から右でも、あまり違いを感じないが、垂直方向は下から上へと上から下へではまったく印象が違う。上昇と、墜落。
 「異界」を飛んでいるのだろうか。




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詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
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