東京新聞web版
https://www.tokyo-np.co.jp/article/45454?fbclid=IwAR2mUAWETsQsmtYTIYA446aa_N6DFBE6GuG3w50Flh5DxM4a6rbQ1G8M2Jk
に、こんな見出し。
「Go To」混乱 挽回へ政府が次の一手 「ワーケーション」って何?
この記事に、こんな部分がある。
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日本を訪れる外国人旅行者は2013年に1000万人を突破し、19年には3188万人に伸びたものの、新型コロナまん延で出入国規制が強化され、今年1~6月の上半期は394万7000人にまで落ち込んだ。東京五輪・パラリンピックが予定されていた20年は4000万人を目標に掲げていたが、実現は絶望的だ。
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これを指摘するなら、「go to」にしろ「ワーケーション」にしろ、何の効果もないことを指摘しないといけない。
「go to」「ワーケーション」の利用者は日本人。
外国人観光客が増えるわけではない。
外国人観光客が日本でつかう金が日本を支えている。
日本人が観光にいくら金をつかおうが、日本の収入にはならない。
(間接的に貢献することはあっても、外国人4000万人分を補てんすることは絶対にできない。4000万人は、日本の人口の約三分の一。)
ここから、さらに考えるべきである。
日本人が日本の観光地で金をつかう。たしかに、観光地は一時的にうるおう。
それ以上に、そういう「事業」をおしすすめるひとが「中抜き」でもうける。
ほんとうに外国人に観光地に来てもらうには、まず日本が「コロナ感染国」ではなくなることが必要。
いまは日本は「コロナ感染拡大国」である。
しかも、政府はそれに対して何もしようとしていない。
こんな国に、どこから観光客がくるだろか。
で、もう一度考えてみよう。
「go to」「ワーケーション」でほんとうにうるおうのは誰なのか。
観光地は「感染予防対策」を徹底しなければならない。その準備には金がかかる。「補助金」は、準備で消えてしまうかもしれない。
絶対に消えない「金」は何か。「手出し」がない仕事をしている人である。
「中抜き」している人である。「キックバック」をもらっている人である。
その「キックバック」「中抜き」をしているひとが「利益が少ない」と不満をもらし、「利益を増やす」ために、つぎつぎに奇妙なことをやっている。
政治家と電通の「キックバック」「中抜き」補てんのために、国民の健康が台無しにされ、税金が投入されている。
新聞は、官僚が発表する「日本を訪れる外国人旅行者は2013年に1000万人を突破し、19年には3188万人に伸びたものの、新型コロナまん延で出入国規制が強化され、今年1~6月の上半期は394万7000人にまで落ち込んだ。東京五輪・パラリンピックが予定されていた20年は4000万人を目標に掲げていたが、実現は絶望的だ。」というような資料をそのまま発表するだけではダメ。きちんと、批判しないといけない。
「go to」「ワーケーション」で、外国人観光客が入ってくるんですか?
ひとことでいいから、そう質問すべきだ。
こんな疑問さえ嘆かせないとしたら、ジャーナリストではない。
単なる宣伝マンだ。
「ワーケーション」って何?と疑問を投げかけ、批判しているように見せかけて、批判になっていない。