白い雨
ゲルニカの時はアコーデオンの
馬の白い歯にまごうゆるやかな
怒り
何のことが、わからない。
「ゲルニカ」はピカソの絵で有名な「ゲルニカ」だろう。アコーデオンの白い鍵盤を馬の歯に見立てたのか、ゲルニカの絵の馬の歯からアコーデオンを連想したのか。そして、それが「怒り」ということばに結晶しているのか。
わからないが「まごう/ゆるやかな」ということばが印象に残る。
なにかがことばになるとき、突然ことばになるものと、ゆっくりと時間をかけてことばになるものがある。
どちらにも、それぞれの不思議な力がある。