嵯峨信之『詩集未収録詩篇』を読む(22) | 詩はどこにあるか

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詩の感想・批評や映画の感想、美術の感想、政治問題などを思いつくままに書いています。

「旧小詩篇」から

水溜り

水溜りに手を触れるな
水溜りは小さな楽器のように壊れてしまうだろう

 目で見ていた風景が、突然音の風景に変わる感じ。音楽が突然風景のなかに流れ込んでくる感じ。
 それは聞こえないことによって存在する沈黙の音楽。
 






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詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
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