祭典
あなたがあなたであるよりも
時が時であるよりも
よりいつそうあなたになり ぼくになり 時になつたときに
単なる「祭典」というよりも「祝祭」という感じだ。堅苦しさはない。
「なる」という動詞の力だ。いまとは違うものになる。そのよろこび。それもただ違うものになるのではなく、そこには「融合」がある。「あなた」と「ぼく」と「時」が融合し、動いていく。
そのとき「新世界」が生まれる。
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詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
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