estoy loco por espana (番外47)Paco Casal | 詩はどこにあるか

詩はどこにあるか

詩の感想・批評や映画の感想、美術の感想、政治問題などを思いつくままに書いています。

Paco Casalの作品




ことばが過去のなかを通っていく
過去にもいくつもの通りがあり、
平行し、また交差する。つまり
曲がり角というものがある。
目印がある。
きみがことばにし、ことばがそれを記憶し、
いまというものがあるのだけれど、
それは過去のことであり
過去はぜったいに過去でありつづけることを
決意して
固有名詞を消す。
目印という
意味を、
ふいにあらわれる
教会の塔として。