梅雨晴れの青空がその円のなかを通りぬけていつた
これは不思議なイメージだ。指でつくる輪は青空よりも小さい。その小さな円のなかを巨大な青空が通り抜ける。空ではなく「青」が通り抜けたのかも。
その夜は果樹園のような星空だった
円を通り抜けた青が、その無数のその小さな「穴」が星になって光っている。そんなふうに読んでみる。
*
詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
『誤読』販売のページ
定価の下の「注文して製本する」のボタンを押すと購入の手続きが始まります。
私あてにメール(yachisyuso@gmail.com)でも受け付けています。(その場合は多少時間がかかります)