「桜を見る会」の暴走 | 詩はどこにあるか

詩はどこにあるか

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写真は、フェイスブックに投稿されていたものである。
菅の発言(字幕)がむごたらしい。


シュレッダー裁断の予約を担当しているのか、裁断の業務を担当しているのかしらないが、もし予約(の申し込み?)から2週間もかかるのだとしたら、それは「障害者」に責任があるのではない。
もしほんとうに担当が「障害者」だったために時間がかかったというのならば、「障害者」を適切な部署に配置できなかった人事上の問題。
できない仕事を「障害者」におしつけて、「障害者」のせいで業務が遅れたというのは変ではないか。

さらに、「障害者」が2週間も懸命に仕事をしているのに、誰も手助けをしないという職場に問題がある。
「障害者」が「すみません、仕事が立て込んでいるので、誰か手伝ってください」と職場仲間に言えない環境だとしたら、これも職場に問題がある。
「無言のパワハラ」が起きていることになる。
「障害者雇用」という名を借りた人権侵害である。

TBSのニュースを私は見ていないので、どういうことばが前後にあるのか、「文脈」がはっきりしないが、「字幕」で見るかぎり、とんでもない発言だ。
菅が自分で考え出したのか、官僚が書いてきた文章を読んでいるだけなのかわからないが、官僚がそういう報告書を書いてきたのなら、「職場点検」(適切な処遇がおこなわれているか、パワハラは起きていないか)を先にすべきだろう。
「障害者」(ひとり?)の人権も守れない内閣に、多くの国民の人権が守れるのか。
自分たち(お友達)が楽しく生きていけるなら、他人の人権(あんな人たち=安倍は都議選の応援演説で、批判する市民を、あんな人に負けるわけにはいかないと発言した=の人権)はどうでもいい、ということだろう。