--ゼロと一との間には
数がいくつあるか
不思議な「祝祭」がある。
この質問にであったとき、ひとは子供に帰る。こういう質問がありうることを、ひとははじめて知る。そして思い出すのだ。もしかすると「私は、この子供だったかもしれない」と。
まるで「子供」と「私」の間には、「私」がいくつあるのか、と考えるように。
「間」はひとつ。しかし「間」にある何かは、いくつかわからない。「ある」という動詞の不思議な「祝祭」。
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