詩を読むと、何が起きるか。 | 詩はどこにあるか

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詩の感想・批評や映画の感想、美術の感想、政治問題などを思いつくままに書いています。

日本語で読んでいるときは気がつかなかったが。
詩は、やっぱり、難しい。
なんといっても、詩には5W1Hがない。
つぎにどんなことばが来るか予測がつかない。
だから。
詩を読んでも、ぜったいに日常会話は上達しない。
しかし、詩を読みこなせれば、日常会話を超えて会話できる。
考えてみれば、日常会話に「通訳」はいらない。
何語でも、その場にゆけば、なんとか通じる。
そうしてみると、ことばは意味をつたえるためにあるのではない、ということだな。
そういうことが、はっきりわかる。
何のためにあるか。
ことばは、自分で何かを考えるためにある。
自分の(個人の)考えなんて、他人につたわるわけがない。
ただ、自分が納得するために考えるのである。
というようなことを、スペイン語を教えてもらいながら考えたので、頭の中が、ことばでいっぱい。
抱え込んだままでは、寝つけそうにないので、とりあえず、書いて、ことばを吐き出しておく。