一気に筋肥大をすると、妊婦さんのような肉割れが出来ますが、上腕の付け根と内ももが肉割れしている大久保です。
さて、今週日曜日に「あっぱれ!」で有名な張本勲氏により、読売巨人軍(以下 巨人軍)が導入する筋トレについてひと悶着あったようです。今回、巨人軍が招へいする鈴木雅コーチは、ボディビルの日本選手権において、9連覇をしている凄い方です。
こちらは鈴木選手のプロフィールです。
初めてこのブログをお読みになる方には、筆者のプロフィールはこちらです。
では、恒例?にもなった張本氏の発言の要旨はこちらです。
番組では、読売ジャイアンツの2軍キャンプの様子を紹介。そこで、若手選手がスイングとバーベル上げを交互に行うという一風変わったトレーニングを実践していた。 この映像を見た張本氏は、 「悪くないけどね、何のプラスにもならないよ」 とばっさり切り捨てた。「実戦はバットとボールだからね。鉄アレーとかは筋力強くするためにやるんだろうけど、余計なところに筋肉がつくとバットの振りも鈍くなる」と説明。張本氏とともにリモートで出演していた野球解説者の堀内恒夫氏も「その通りですね」と賛同した。
こちらが元ネタのヤフーニュース。
この張本氏の意見に対して、ストレングスコーチとしての筆者の意見を述べてみたいと思います。
①過去に張本氏の言うような結果になった選手がいたのも事実。
②しかし、筋肥大や筋力向上が、パワーアップ(筋力とスピードの向上の意)につながり成功した選手がいたのも事実。
③要するに個別性と特異性の原則ではないか?
トレーニングの原則には「個別性の原則。特異性の原則」があります。個性や目的に合わせてプログラムを処方しよう。という事です。
プロ野球選手が導入する筋トレについては、「大成功するか」「大失敗するか」だと報道されやすいですね。マスコミも記事を売るのが仕事ですので。
張本氏は、どちらかと言えば、後者の印象が強いのではないでしょうか?また、筋トレによるパフォーマンス向上については、マスコミは取り上げますが。
もう一点の目的である「障害予防」については、マスコミは取り上げにくいようです。
なぜか?
記事が売れにくいからですね。新聞の一面になるならば。
「~選手筋トレで今シーズンを怪我なしで全試合出場!」
よりも
見出しになるのは
「~選手筋トレでプロレスラーのようになり大失敗!」
※プロレスラーに失礼ですよ
ではないでしょうか?
また、筆者も少しだけ気分は分かりますが。
こういった評論する立場とは「誉めるよりも指摘する」事を求められます。
結語です。
結果が全て。
それがプロフェッショナルの世界です。
ただし、速効性は期待しない方が賢明です。
速効性は、すぐに焼失しやすいのです。
筋トレは魔法ではありません。まずは意識改革からでしょう。
ローマは一日にして成らずです。
また、日本一のソフトバンクホークスのストレングスコーチの高西文利コーチ。結果を遺されております。こちらが高西氏のホームページです。
・1991~1996年全日本ボディビル選手権ミドル級優勝という輝かしい経歴をお持ちです。
そして、科学的な筋トレに対しても著書を出されております。
個人的には、切磋琢磨で競争しあって、プロ野球界が発展すれば最高だと思います!
鈴木雅氏。高西文利氏。二人の伝説のボディビルダーのストレングスコーチとしての切磋琢磨が楽しみです!
少し告知です。
3月14日(日)20時~22時半 「ムーブメントとその伝え方セミナー」受講費:7000円(税込)
講座①20時~21時「思い通りに動く」講師:山越達也(やまこしたつや) 一般社団法人School of Movement 認定ムーブメントコーチ。
講師:大久保進哉(おおくぼしんや)フィットネスプロダクト代表 JATI上級トレーニング指導者 FOCSGYMアドバイザー
よろしくお願い致します。