階段の降(くだ)りにおける危険性と、パーソナルトレーニングの対処法について | パーソナルトレーナー大久保進哉の問題解決!

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パーソナルトレーナーとして、のべ1万人以上。セミナー講師として、1000回以上講演。健康運動指導士&健康運動実践指導者の養成講習会講師として活動中の大久保進哉のブログです。

運動指導者の価値を、医師、弁護士、税理士の三大専門家に並ぶ位に高めたいと思います!

さて、特に高齢者においては。階段の降りと、上りにおいて。転倒や落下、膝痛などが起こりやすいのは、圧倒的に「降り」では、ないでしょうか?杖を使用していたら、尚更です。

では、なぜ、下りの方がリスクが大きいのか。また、その対処法はどうすれば良いのか?

シンプルにまとめてみます。



筆者は、階段を用いてパーソナルトレーニングを行う事が多いです。

 

お客様から、階段での「膝の不調」や「不安定性」をお聞きした場合。まずは、その動作を分析し、改善方法をご提案し、同意を頂くためです。※インフォームドコンセントです

そして、階段の降りがやっかいなのは。
人体で、最も大きな筋力を発揮できる、股関節の屈曲ポジションを使う事が出来ません。

賢明な読者ならば、お察しの通り、「大臀筋」「中臀筋」のエキセントリック収縮が使えないのです。

もし、関節のモーメントで考えるならば。
降り時に、上半身を後傾し、股関節の回転運動を抑制するという発想もありますが。

そもそも、前足部で着地という非常に不安定なポジションであり、
前後の基底面も狭小な事から、容易な動きではありません。


では、どうすれば良いのでしょうか?

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本日は、結語にはなりません。
提起して、終了したいと思います。

考える。まずは、考えましょう。

筆者が行う研修や、アドバイスは、こういった「現場での問題を内包した質問」を考え、それに答えて頂くスタイルを取ります。

考えないで、動画の真似ばかりしていると。
それは、「作業」と「暗記」になってしまいます。

質問されたら、ピンチです。

「作業」ではなく、「自分の言葉でプロダクト=生産する」と「理解」をしましょう!

ご質問などは。
shok1020@gmail.com

では、「プロダクト」するにも「情熱体力」と「生産性」意識です(^^)/