ここ数か月、少年野球界隈ではバットの話題で持ちきりでした。
初耳の方もいらっしゃると思うので、少し説明します。(※軟式用バットについての個人的見解です)
軟式用バットは材質によって大きく4つに分かれます。
①金属バット
・皆さんお馴染みのバット。
・打感、打球音が最も感じられる。
②カーボンバット
・軽いバット(カーボンは軽金属)
・扱いやすいので野球を始めたばかりの選手向き
③木製バット
・扱いが難しく上級者向け
④複合バット ※レガシー等
・バットの芯部分がウレタンなどの素材
・反発力がすごい
最も異なるのが飛距離、打球速度です。
①②③④について、同じ重さ、同じ長さのバットで打った場合、
複合>>>金属>木製>>カーボン
のイメージです。
前置き長くなりましたが、複合バット(芯がウレタン)はとにかく飛ぶし打球速度が速い。
なので、力のある児童が思いっきり振ると守っている子が危険だし、球場の外にボールが飛んじゃうんです。
そのため、都内の狭い球場では複合バットが徐々に禁止になってきていました。
でも、これは各球場が独自に定めているルールで統一ルールではなかった。
そんな中、野球連盟が公式にルール見直しを発表しました。
■学童部バットの使用制限
安全面を考慮し、学童部(小学生)では、一般用(中学生~大人)バットのうち、打球部にウレタン、スポンジ等の素材の弾性体を取り付けたバットの使用を2025年より禁止する。なお、一般用バットであっても、上記以外の木製・金属製・カーボン製・複合(金属/カーボン)バットについては、使用制限を行わない。
注)軟式少年用バットの使用制限は行いません。
分かりづらいので説明加えます(笑)
まず、少年用バットのルール変更はありません。これまでどおり複合はOK。禁止されたのは、小学生が一般用(大人用)の複合バット(芯がウレタン)を使うこと、です。
これまでも、力のある子が大人用のバットを使うことは多々ありました。なぜなら、より長く、重いバットを振った方が遠心力が働き飛ぶからです。
繰り返しますが今回禁止されたのは、小学生が大人用の複合バット(芯がウレタン)を使うことだけです。
長くなったので、これに関する見解は次回書きます!