エイリアンハンドロス。
先日全日程を終えた
饗宴「エイリアンハンドシンドローム」
西田大輔さんという才能の塊ににして粋で漢な演出家のもとに、大好きな俳優の方と共に創ることができた作品。
西田さんは常に俳優の心を掴んで、ヒリヒリワクワクさせてくれる。それは憧れでもあり、共にいると苦難を笑いとばし、不可能な事など無いと思わせてくれ、舗装された道なんか歩くな、茨の道を強く歩け、その道の歩き方だろ人生はと…夢をみさせてくれるのだ。もちろん僕の尊敬する演出家の1人です。
モノ創りにともに関わらせてもらっていると、ニヤニヤが止まらん。
なんか常に魅せられるのです。
北村諒くん。萩野崇さん、谷口賢志さん、村田洋二郎さん、田中良子さん、宮下雄也さん。
どこを見ても、向き合っても振り返っても強者揃いでした。
対峙すると怖いくらい。
それと同時に幸せでもある。
恐怖と興奮というか。
それでいて、温かく大らかである。その空気。
その中で演れたことは、また、一つ財産。
萩さんが口々に「伝説」であると。作ろうと。始まりだと仰っていました。
僕にはその言葉が余りにも大きかったけれど、終えて、敢えて覚悟を決めて言おう、伝説が始まりました。
海賊の。
どんな物語があの場所で生まれるのか。紡がれていくのか今から楽しみでなりません。
この時世に、あの場所でこの方達と作品創りができたことが誉れです。
そして集ってくれたお客様達。並大抵の覚悟ではなかったでしょう。共に同じ船に乗る同志を感じました。
どんな世界になろうとつながっていられる場所になる。そう確信しました。
僕にはまだ早いような言葉を沢山並べてきましたが、それは覚悟と決意で。
そんなことを思わせてくれる最高の船です。
何があろうと。この海賊旗、降ろさず邁進していきます。
いつかこの手で…
最高の饗宴に乾杯。すべての同船者と共に。
声枯れるまで。