ここに立っている。
こうしてブログを書いているんだ。
なんだ、が。
なんだがだ、
片隅で大きく声を上げて精一杯両手を振って、それでやっとなんだ。
多くの言葉の応酬も、今や「たった1つの言葉」ですら足がすくんだりする。
誰かに求められているか否か、ということはそういうことだ。
夏の思い出は忘却の彼方へ。
いよいよの秋である。
意気揚々と歩いてやるぞ、肩をすくめて歩いてなるものか。
冬越えの準備だって容易いさ。
夏なんてもう要らない、と。ずっと冬越えだっていいくらいさ。
冬は始まりの季節なんだ。だからこそ。
眺めていたスポットライトの下とは違って見えた、ただそれだけなのか。
悪に染まって、生き抜いて、歌ってみれば、どこからともなく。
沢山の戦場も忘却の彼方へ。
1つ回ってまた冬なのさ。
一味違う冬さ。
暖かい季節を知れば、冬は一層厳しく感じるものだ。
1つ回って歳を重ねて、呼ぶ声はもはや言葉にならず。
誰に届くともない声を上げてみる。
またきっと。求められてもない声を上げるんだ。
ただよき人生を。
それだけだ。