sd-1057〜悪癖を吐き出しコートを羽織る。 | 鈴木勝吾オフィシャルブログ「Smiling days★」Powered by Ameba

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寒い寒いと嘆いてみても、まだまだコートは届かない。

先日注文した冬用のコートはようやくお店に届くらしい。

あと数日。楽しみだ。

今しばらくは強引に秋服を楽しもうと思う。

雨が止んで晴れるのかと思えば少しはっきりとしない天気だ。

ここで僕の悪癖を告白しておくと、実を言うと、僕は一度出かけると、素直に家に戻りたくなくなってしまう。
家が嫌いなわけでなく、むしろ家は大好きだし、1人の時間も大好きだ。それでもやはり一度戸外にでると真っ直ぐに帰りたくなくなるのだ。
そう!"真っ直ぐに"というのが肝心だ!決して帰りたくないわけではなく、寄り道したくなるのだ。

何故だろうか?

という疑問に対してこのあと綴ることになると思うけれど、その前に、寄り道のパターンについては確信しているので伝えておく。

「友」と「お酒」である。

これは概ね、いやほぼ間違いなくて、帰り道に誰かを誘ってどこかへ飲みに行こうとする。それが仕事帰りでも私事帰りでも。
そしてそれは多くの場合割、遅い時間まで あるいは早い時間というべきか。

まぁともかく、、だいたい遅い時間まで友と飲んでしまうという、悪癖が僕には


おっと、ここまで書いたところで、今酒をこぼした。

そう、今丁度飲み終わったグラスに酒を足そうと試みて見事にこぼした。

僕は今一人で酒を煽っている。
無論、この文章が、皆さんの目にとまる頃には僕はとっくに目覚めて生活してるわけだが、この文章を書きながら僕は今酒を飲み映画を観ている。
タイトルは「Casanova」
実は色々な偶然がなって観ている映画である。ちなみにいうと、この映画を観るのは三回目だ。
初見の映画を、酒を飲み文字を綴りながら観るなんてことはしないので、そこはご安心頂きたい。初見の時の感想は「めっさおもろい。」である。
そんな素敵な映画を観ながら、今回は流し見だけれども、、、僕は酒を煽り、文を紡ぐ。

酒を飲み、文字を綴るということを考えて、思いついた人がいる。それは戦友の一人である「相馬圭祐」だ。歳上だが、僕は彼の事を圭ちゃんと呼んでいる。
歳はあまり関係ないのかもしれない、生きてきた年数も大事だか、その人間とどう過ごしたが当人同士にとっては大切な事である。ちなみに僕以外の戦友たちも圭ちゃんと呼んでいる。
彼も、お酒が好きであり、言葉を綴る事が好きだ。僕とは色んな意味で種類は違うけれど、僕は彼を思い起こした。
そして想い伝えたいのは、友情は外からみた人間には分からないものだ、ということ。その真実は当人同士のものであって、外にしばしば誤解などされると首をかしげる瞬間がある。今までもこれからも、1つだけ言えるとしたら、妄想をいくらしたところで、真実、事実には何も触ることはできないし、関わりのないことである。責任を持ってそう綴る。

さて、友と文章について語るのはまた後日にするとして、、、僕の悪癖についてだ。

一度外にでると真っ直ぐに帰りたくなくなる。

友と酒が関わることは前述の通りだが、では、何故?そうなるのだろう。家に真っ直ぐに帰り、お湯をためてゆっくりと浸かってストレッチをしてまたゆっくりとベッドに入り眠りにつく。その幸せを思い描く前に友への連絡が早い。
寂しがり?んー、それも、一概には否定できない。がしかし、一人の時間も好きだ。間違いなくね。のに何故?
ガタンゴトンと揺れる電車の中、ポトリポトリと歩く夜道。その中でそう思うわけだ。
しかしながら真っ直ぐ帰るのとが善であるという考えと、戦うことになる。
真っ直ぐに帰れば、仕事の残りをかたずけることも、身体をゆっくり休めることにも繋がる。そしてお酒にお金を浪費する事を防げる。
酒飲みにとって最後の項目は重大な問題であると同時に、独身であることを鑑みると、もはや諦めている項目の1つでもあるが、ある種の節約という面では大きな問題だろう。
家庭を待つ方には重く、共感頂けないかもしれないが。

それでも何故、お酒を求め友を求めるのか。正直これについてはつらつらといくら文字を並べ文章を紡いでも答えが出ない気がしてきた。だって、これは性分としか言いようがないところがあるからね。
じゃぁなんでこんな文を書き始めたんだ!と、嘲笑と共にきこえてくる気がする。
しかしそれもきっと性分としか言いようがなく、もっといえば成り行きとでもいえる。

帰り道にブログを書こうと思い、書いたような衝動に駆られ、それについて疑問を抱いた。だけれども、結局は家路に着き、コンビニで焼き鳥を一本買い帰宅した。
そして帰り道に思いついた通り、冷蔵庫からソーダを取り出し、グラスとウイスキーを取り出し、テーブルへついた。
そしてDVDをチョイスし、ハイボールをつくり、ブログを書き始めたというわけだ。当初は冒頭に書いたような衝動になぜ駆られるのかについて、書こうと思い、悪癖について書き始めたのだが、結局はグラスの中で氷が溶けだすと、頭の中でもそんなどうでもよい命題は溶け出していた。
酒をこぼしたあたりで、ワインへと変えようと思い、ハムとチーズを切り皿へ並べた。

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むしろ面白いと思ったのは、この今観ている映画「Casanova」と出会った経緯だ。
経緯1。好きな洋服のショップの名前に「Casanova〜」とあり、なんだろうと、検索した結果、その人物とこの映画が出てきた。
経緯2、この映画に大好きな映画俳優ヒース・レジャー氏が出演していた。
経緯その3。監督がラッセ・ハルストレム氏であること。彼はこれまた、私の大好きな映画「ギルバート・グレイプ」「ショコラ」「HACHI 約束のイヌ」などの監督でもある。最近だと「僕のワンダフルライフ」も彼によるものだ。これも観たかった。
以上3つの嬉しい驚きによって僕は、すぐさまネットでポチった。

そして、このブログの書き出しにコートのことにふれたが、これまた偶然で、その経緯その1のショップで予約したコートなのだ。
  
書き出しから、この映画の話になる想定ではなかったけれど、ただ重ねた結果だ…
そしてこの映画も、思いもよらない、点と点が最後にはつながって…「…エンド」
もし気になったら観てみるのもよいかと。



Twitterで綴った瞬間にはこんな物語があるのでした。笑



喜劇ラブ。




そして今はというと、朝からバタバタと出かけて電車の中でこれを読み、起きたままでかけた寝癖頭をさすりながら続きを書き始めたわけだが、
読み返すと、やはりというべきか。うん、少し恥ずかしい。

しかし、日々というものはきっと、成り行きを乗り越えて、時にはその波に乗りなんとか、どうにかこうにかして生きていくものだと思う。そこに喜劇があったり悲劇があったりして泣いたり笑ったりして、日々を重ねいつか思い返すことができる手筈になっている。だから少しの恥じらいはあるけれどとにかく書いてみる。想定しないラストに向けて、そしておそらくそれはラストではなくまた続いていく。
一体いつこの日を思い出し、続きを書くかは分からないけれど、きっと注文していたコートが届いた時一応この事を思いだすだろう。またそれを羽織り街を歩いている時思うかもしれない「寒くなってきたな」と。
いずれにせよ、きっとコートを羽織ってまた僕の悪癖について考えようと思う。また途中で頓挫するかもしれないが、それも性分ということで、ご勘弁願いたい。っとそろそろ目的の駅につく。
それではまた。
次はコートを羽織って悪癖を吐き出すとしよう。

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寝癖。







Shogo Suzuki