smiling days-417~空よりもっと高く、あの日なくしたものを取り戻すため。 | 鈴木勝吾オフィシャルブログ「Smiling days★」Powered by Ameba

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暗転。





照明が消えゆく中で舞い降りる桜だけが視界にうつり暗闇へと変わっていく。


風間千景の最後の後、

ミュージカル「薄桜鬼~土方歳三篇」の最後。
暗転になった瞬間、瞑ったまぶたの下からでも明かりが消えゆくのがわかる。ゆっくりと目をあけると、まだ暗くなりきってない、本当に暗闇になる瞬間、舞い降りてくる桜を一瞬視界に捉えることができる。


散ったな。



「貴様らは散りゆく定めにある」


風間が土方に言う言葉。



まさに、毎公演、鬼としての生を全うできるか否か。それを考えに考えて、風間千景としてどう散っていくことが最良なのか。


薄桜鬼をどう生き抜くのが最良なのか。考えを巡らせていました。


散りゆく桜を頭上に見たとき、今日も終わったな、って思うんです。



そしてまた一日、一日と積み重ねていく。




この桜を眺め愛でることができないのだと思うと寂しく感じます。





今回の公演。

ミュージカル薄桜鬼の決定版と、演出の毛利さんが仰り、座長の矢崎さんが伝説をつくろうぜ!と言って、カンパニー一同、初演組も沖田篇からの参加の方も、今回から参加の方もキャスト、スタッフ、垣根なく気合いを入れ直し、ふんどしを締め直したことは間違いないでしょう。

そして、初日から千秋楽まで駆け抜け、ご観劇くださった皆様の目にどう映ったのかはわかりません。


カンパニーの想いもあり、そして今回、個人的な想いもあり、公演に臨ませて頂きました。



上手くできるかとか成功するとか、技術が云々とかではなく、とにかく今もてるものを全て、これでもかってくらい絞りだしてみたかった。

今までの、作品で全力じゃなかったわけじゃない。

だけど、どこか何か忘れているものがあったんじゃないか、遠慮してる部分があったんじゃないか、よくわからないけど、もう一つ、投げ打って、挑まなきゃいけねーんじゃねーのか。



作品の為、カンパニーのため、座長のため、役を通して、自らの生きる全精力を賭して臨んでみたかった。

生きぬいてみたかった。

ここに

今に

全部を

全力を


やったらどんな先が見えるのかやってみたかったんです。

いままで以上に絞りカスだけになってもう一滴もしぼれないよってくらいやってみる。
そーゆー気持ちでふんどしを締め直した。

何がなんでもここにいる。


何がなんでも応援してくれるひとに伝えたい気持ちがある。


まだまだ足りないこともあると思うけど

それには自分ができることは、お芝居をすること、俳優というとのに向きあうことだけだから、

たった一つ。


どれだけ目の前のことに全力になれるか改めて自分を試したかったんです。





それが今回の作品へ臨んだ、個人的な思い。



といって意気込んでいたからといって、結果、皆様にどれだけ何を伝えられたかは分からない。

でも


それがどんなものでも構わない。


それが全てだと思うから。




全てを受けとめて、また前に進むだけだと思うから。




とにかく、「薄桜鬼」とい作品に会えてよかった。
ミュージカル薄桜鬼に会えてよかった。
風間千景に会えてよかった。
このカンパニーに会えてよかった。
薄桜鬼を、ミュージカル薄桜鬼を応援してくれる方達に会えてよかった。




とにかく一日明けて、未だ感謝の気持ちでいっぱいです。




すべての人に感謝です。

ありがとうございました。





本当にありがとうございました。



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稽古中のとある日、笑、克にぃと、まんじーと、大介と。

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千秋楽後、佐橋さんと、素敵な音楽ありがとうございます。



打ち上げにて

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健斗と、今回、短い稽古期間なのに尊敬。

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千景と♪カラオケの鉄人すごい。

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広くんと、なんやろー、稽古、本番とずっと土方歳三としての広くんだったから、2人とも役から少し離れてワイワイ。笑沢山のものもらいました。


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毛利さんと、ミュージカル薄桜鬼のすべてを作りだし、僕らミュージカル薄桜鬼のまさに局長のような存在。すべてを預けられる方です。




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では。








Shogo Suzuki