その方がまぁ強くてですね（２４で八段）、
検討能力に差があって申し訳なかったです。
この場を借りてお詫びするとともに、
それでもまた気が向いたら誘って頂ければと思っています。
（しかし、感性のレベルに差があるようなので、
私から提供出来るものは特に無いですけどね：苦笑）
さて、その方との会話で、
「～と～の記事は潰れてますよね」みたいな事を言われて、
「随分よく読んでるなぁ」と思いました。
以前も書いたんですが、
仮に研究が潰れても放置しっぱなしで、訂正を入れない事も多く、
そもそも研究自体も１０年近く前のものを引っ張り出してる時もあり、
全くもって読者に不親切なサイトであると自負しているので、
こういった「潰れてますよね？」というような事を言われると、
むしろ「気付いてくれてありがとうございます」と思います。
どのくらい潰れているか、自分でも把握していないですけど、
相当数の研究が潰れている事は間違いないので、
使用時はホントに良く検討してから使って下さい。
ただ、どう潰れたかをこっちで全部書いちゃうと、
「なーんだ、～って大した戦法じゃないな」ってなるじゃないですか。
これもおかしな話で、まずくなる変化が１つだけならば、
「おおよそ良い戦法」のはずなんですよ。変な良い方だけど（苦笑）
それを研究も苦労もしないで「大した戦法じゃない」って言うのも、
本来おかしな話ではあるんですよ。
「プロがやらないから」とか、便利な言葉ではあるんですけど・・・
逆に、大半がまずくて1つしか良くならない作戦でも、
「良い戦法ですね」って簡単に言ってる人いますけど、
その１つを見つけるのにどれだけ苦労したと思ってんの、って。
自分も無知なんで、かなりの頻度で言ってしまうんですけど、
ホント、ちゃんと将棋を知らないとダメだなーって思います。
前述の方は、「ブログ読んで間違いを直していくのが良いんだ」と仰っていましたが、
それがこのブログとの正しい接し方だと思いますし、
そういう考え方だから八段まで行くんだよな、とも思いました。
と同時に、深く研究するって事をしなくなったなぁ、と反省もしました。
最近広さを意識した研究スタイルになっているので、
突き詰めて考える事をしてないなぁ、って思うんですよ。
研究が薄いのは自覚あるんだけど・・・うーん・・・
オールラウンドプレイヤーは、真の実力者しかなれないのだろうか。
全部ちゃんと研究するなんて、時間無いと私には無理だなぁ。
今は将棋の全容が知りたい気持ちが強くて何でも検討してるんですけど、
「勝ちたい」って思ったら掘り下げないといけないんです。
勝ちたいという気持ちが衰えてるので、仕方ないですけどね・・・
大体、勝ちたいと思ってる人が自分の研究を一部でも公表する訳が無いですよ（苦笑）
自分は、検討する事自体が好きになってしまったところがあるからなぁ。
こういう事ばかりしてると、力も無くなるし、筋も悪くなるんですよ（汗）
何で勝利の意欲が衰えてるかと言ったら、
第一線級の方と自分の実力の線引きが出来てしまったからなんだけどね。
だから、「苦労人」とか「弱い」とかって言葉が、このブログでも時折出てくる訳で。
「７段すげー」と思って読んでる人には、「何が弱いんだ」と思うかもしれないけど、
強くなれない葛藤があるとしたら、それは私も同じであると断言できます。
むしろ私から見たら、「伸びしろいっぱいあって良いなぁ」って思いますよ。
投稿してもらった棋譜を見てると「まだまだ伸びられるじゃん」って思うんでね。
自分にもまだ伸びしろはあると思うけど、もう固まってきちゃてるんで辛いですよ。
こういうブログをやってるのも、
「アプローチを変える事で、新しいものが見えるだろうか？」
っていう面があるんですけど、新しいものが本当に見えるかどうかは分からないです。
でも少なからず、何かをしなくては強くなる事はないし、年々弱くなるのは目に見えてますね。
ただ、棋力にかかわらず、色んな人の意見を聞ける立ち位置にいるので、
知らなかった将棋観や、忘れてしまっていた数々の事に気付くのは確かです。
正直、アンケートのコメントとかを見て茫然とする事もあるんですよ。
それをプラスに換えられないとしたら、やっぱり私は弱いんだよな。
そんなこんなで、
ブログの存在価値や、自分の衰えについてなど、
色んな事を考えさせられました。どう向き合っていくかがポイントです。
ダラダラ書いてたら長文になっちゃったな。
多分、もっとシンプルな解釈が欲しいんだよなぁ。
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