祝 将棋世界にイラストが掲載されました | 将棋大好き雁木師の新将棋文化創造研究所

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「将棋大好き雁木師の将棋本探究」をリニューアルしたブログです。
主に将棋に関する詩などの作品紹介と、自分の将棋の近況報告を行います。

読者の皆様こんばんは。雁木師でございます。今日はうれしいご報告をさせていただきます。

この度、将棋世界7月号にて私のイラストが掲載されました

 


 

今回は村田顕弘六段のイラストです。このイラストはなんと今月の優秀賞に選ばれました。将棋世界さん、本当にありがとうございます。

 

 

もちろん、他の方の作品もどれも素敵なものばかりです。ぜひ将棋世界の7月号をお買い求めいただき「あつまれ!描く将」のコーナーをチェックしてください。当ブログや「あつまれ!描く将」がきっかけで描く将に挑戦した方がいらっしゃるとうれしいです。

 

では、このイラストの経緯を振り返ります。村田六段のイラストを描いたのは4月ごろ、5/1(水)に将棋世界に応募しました。現在の私は、元日の能登半島地震をきっかけに北陸出身の棋士を描いて応援する「がんばろう北陸」シリーズを制作しています。詳しくはこちらの記事をご参照ください。

 

 

折しも、村田六段は将棋大賞の升田幸三賞の特別賞を受賞されることになりお祝いの気持ちとご活躍の祈念、さらに北陸・富山の希望となることを願って、笑顔の村田六段を描きました。基本としては、前回の井道千尋女流二段のイラストと同じテイストです。

※井道千尋女流二段のイラストについてはこちらから。

  

 

ただ、今回の作品の制作過程では苦難の道がありました。問題となったのは「 升田幸三賞特別賞」の文字。当初はアナログ形式で入れたのですが、実際にスキャンすると文字が画面に収まりきれないことが判明。このままではまずいと判断した私は賭けに出ました。アナログで描いた文字を消して、デジタル文字で升田幸三賞特別賞を祝うことにしたのです。文字を入れるのも一苦労で完成した作品が冒頭のイラストということになります。

 

7月号が自宅に届いたのは昨日のことでしたが、優秀賞に選ばれたことを知った瞬間、私は声を張り上げて叫びました。夜の7時半頃だったので、これから眠りにつこうとしていた父からは

「うるさい!」

と言われましたが、人目もはばからず声を上げ続けました。調べてみたら、私の入選は今回が36回目なのですが、優秀賞は初めてのことだったので自分勝手に興奮し、感情を爆発させたような気がします。これまでの自分のイラストの描き方や信念を貫き続けてよかったと思った瞬間でした。

SNSで優秀賞のことを報告したところ、フォロワーの描く将の方から

自分のことのように嬉しい

と返信をいただきました。これまでも、イラストにいいね!してくださった方はいらっしゃいましたが、自分のイラストでこんな言葉をいただいたのは初めてだったので泣きそうになりました。同時に頭に浮かんだのは、私より先に優秀賞を受賞されたフォロワーの方々とそのイラストでした。描く将の分析を始めて今年で6年目ですが、優秀賞を受賞された方は例外なく絵がうまいのはもちろんですが、皆さんの被写体への思いがとても強いものばかりだったと記憶しています。

私は画力が評価されて受賞したとは思っていません。ただ、地元ゆかりの棋士の栄誉を祝福するために、純粋に素直な気持ちで描いたイラストが私にこのような結果をもたらしてくれたと思います。

 

今後のことを母に聞かれました。母もかつて漫画家志望であり、現在も福祉施設に自作のイラストを寄贈しています。

※詳しくはこちらの記事から。

 

 

かつては優秀賞を取ったら描く将を辞めようと思った時期もありました。故・村山聖九段の

「名人になって将棋を辞めたい」

という言葉ではありませんが、とにかく優秀賞を取るまで描き続けることにして、その延長線上で現在地まできたというところです。

そして優秀賞を取った今、自分が描く将として描く目標は何か…。現在思っているのは、北陸ゆかりの棋士を描き続けていきたいという以外は何も決まっていません。もちろん、生活の変化で描く将に見切りをつけなくてはいけない時期が来ることは理解しています。それまでは、描く将の活動は続けていこうかなと思います。ペースは落ちていますが、それでも描き続けていければというところです。

 

今日はここまでとさせていただきます。本日も長文となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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