ある日、長男が学校の学級委員に立候補したと聞いた。
長男は皆をまとめあげるようなタイプでないのに、
どうしてかな?
と思ってた。
クラスから2人を、生徒皆の投票で決める学級委員選挙の前日の夜、、
真夜中に寝室から起きてきた長男は、気持ち悪いと言って、突然嘔吐した。
びっくりして心配したけれど、
熱とかはないし、吐いたらスッキリしたようなので、安心した。
ただ、
翌日の学校は大事をとって休ませようと、欠席の連絡メールを送り就寝した。
選挙当日の朝、、
珍しく妻のところに先生から電話がかかってきた。
内容は、どうしても今日は学校に来て欲しい。
ということだった。
熱もなく体調も変わりなければ、できれば連れて来て欲しい、、
長男が学級委員になりたいと言った理由から、どうしても選挙をやらせてあげたいと。
その理由は教えてくれないけど、
熱く話す先生。
長男と相談したら、全く体調は悪くないとのことで、
学校に行かせることにした。
その日は、僕も仕事があったので、長男を学校に送り届けた後、
そのまま仕事に向かった。
仕事中も、選挙どうだったかな?と気になっていたから、
夕方頃、家に連絡してみたら、、
落選してしまったと伝えられた。
うーん、、、、残念。。
肩を落とし帰宅すると、長男はFortniteをしてた。
残念だったねー、と声をかけると、
あ、ああ、、うん。
と気にも留めてない様子。
そう振る舞っていたのか、
どちらかはわからないけれど、
どちらにせよ、深く詮索するのはやめて、
えらかったね。
と立候補したことだけ褒めてその話を終えた。
翌る日、
ふとリビングのテーブルの上に、
先生が毎日配布してるプリントが置いてあった。
そこには、前日の学級委員選挙のことが書かれていた。
目を通してみると、その中に長男のマニュフェストがあった。
初めて見ることになる彼が学級委員選挙に立候補した理由、、、
「わたしが学級委員に立候補しました理由は、一回もなったことないからです。ここで学級委員にならなきゃ6年生しかチャンスがなくなります。学級委員になればいい経験になると思います。クラスのみんなを引っ張っていくそんな存在になって、学校に行けなかったりする生徒を出さないように頑張ります。もちろん他のことも頑張ります。その中でも頑張りたいことという意味です。
是非、自分に一票ください」
そんな内容だった。
僕は泣いてしまった。
長男には1人仲の良い友達がいる。
いつも楽しそうに一緒にオンラインゲームをやってる同級生。
その同級生は、ずっと不登校で、、
4年生の頃から学校には行けていない。
学校で会えない代わりにと、
Fortnite上で長男はよくその子と遊んでいた。
この自粛期間もよく遊んでいた。
その子のことを言ってる、、、
ってすぐにわかったからだ。
なんて、優しい想いなんだろう。
その子の為に得意でもない役目に立候補するなんて、、、
でもきっと長男をそうさせるくらい、彼からもらっているものも沢山あったのだと思う。
彼ら2人の関係に涙が出た。
ゲームをしてる時はそんな想いなど微塵にも感じさせないくらい、
ゲラゲラと遊んでるように見えたのに、、
実はそんなことを思っていたなんて。
長男のところに行って、頭を撫でた。
わけもわからず振り向く長男。
「立候補の理由みたよ、、えらかったね、マジでカッコ良いよ」
それだけを伝えて部屋を出た。
落選したのは残念だったけど、、
でもさ、ダダはとてもとても、誇らしいよ。
本当にありがとう。。
僕らの子でいてくれて。
そして電話してまで、長男を呼び寄せてくれた先生、ありがとうございました。
結果はどうであれ、あの日、
無理してでも長男を学校に行かせ、選挙に参加させられてよかった。
あの子にとって、とても貴重な経験ができた気がするし、
きっとまた選挙があれば、今度こそは、、ね。
応援しているよ^_^
読んでくれてありがとう。
今日も一日張り切っていきましょう!
ではまたっ。
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