高齢妊娠、新型出生前診断と揺れる決断 | ママのためのレンタルスペース♫板宿ママン〜子育てひろば イベント 託児 須磨 板宿

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40歳で高齢妊娠した私。

ただ今10週。

出生前診断の賛否を検索して、益々考えが迷走し始めました。
 
表現に気分を害される方もいらっしゃると思うので、そう思われる方は読み進めないでください。
またこういった問題は、家族の数だけ答えがあり、それぞれの家庭において正解は違うと思います。
私の今後の発言や選択は、あくまで私達家族の決定であり、違う選択肢の方や考えの方、その他様々な方を否定しているのではないという事を、ご理解頂きたいと思います。


2度目の受診。

赤ちゃんは順調でひと安心。
この日、予定日が決定する予定でした。

私の最終月経からいくと、3月18日が予定日になる計算。
なので9週目のハズでしたが…。


ここで先生に
「あれ?大きさが10週かぁ。こっちも測ってみるね。
あれ?こっちも10週の大きさかぁ。
これ、最終月経開始日合ってるかな?」

と聞かれ、なんだか自信がなくなる私。


すると、先生は
「上の3人が36週と37週で生まれてるもんね。1週違うと大きく変わるから、やっぱり赤ちゃんの大きさの10週の方に合わせるね!
なので、出産予定日は3月11日になります上差し


えーっ!!!?

出産予定日がそんな風に決まるなんて、4人目で初めて知る事実。

そして先生からは、
「母子手帳もらって来て下さいね。」
と、同時に

「出生前診断はどうされますか?」
と。

ですよね…。
思っていた妊娠週数と1週違っていて、今が10週ということになれば、もう新型出生前診断(NIPT)が受ける事が出来る週数。


「はい。NIPTをA病院で受けたいと思っています。」

と伝えると、その場で先生が紹介状を書いてくれました。

新型出生前診断が出来るようになってから、言われるようになった

「命の選別」

という言葉。

本来の出生前診断が始まった目的は、

生まれてくる我が子の状況を知り、その子を迎え入れる為の環境や心構えをすること

なんだと思います。

ですが現実、出生前診断で陽性が分かった9割の人が、産まない決断をしているそうです。

堕すぐらいなら、子どもを作るな!!

そんな投稿を見て、胸が痛みました。

でも、今、障がいのあるお子さんをお持ちで幸せに暮らしている方であっても、妊娠してすぐは

「元気に五体満足に生まれてきて欲しい」

そう思っていたんではないでしょうか?

そして、一緒に生活する中で少しずつ受け入れていったんじゃないんでしょうか?

誰も堕したくて、子どもを作っている人なんていないと思います。


新型出生前診断のせいで、中絶する人が増えていると言われているそうですが、実際きちんとした
日本医学会認定するNIPT認定施設で受けるためには、これだけの条件があります。

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年齢制限もありますし、高齢が起因すると言われている3つの染色体異常以外は、性別も調べる事は出来ません。


また、これだけの順序を踏まなくてはなりません。
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まずは
①遺伝カウンセリングを受けて(夫婦揃ってを基本にしている病院が多いです)、きちんとNIPTを理解する。

②そして理解したうえで、夫婦で受けるか受けないかを決める。
(あくまで遺伝カウンセリングは、NIPTを受ける前提では進んでいません)

③受けると決めたら、同意書にサインをする。

③採血をして、2週間後の結果を待つ

④2週間後、結果を聞き、遺伝カウンセリングを受ける。

⑤陰性だった場合は経過観察。
 陽性だった場合は、羊水検査に進む。

という流れです。

遺伝カウンセリングは、よほどの理由がない限り、夫婦揃ってが条件となっている病院がほとんどです。


お仕事されている旦那さんは、仕事を休んで行くことになります。
それが2回。

まぁまぁハードルは高いです。

そしてこれが、各出生前診断の比較ですが、NIPTは明らかに費用もかかります。

ですが、流産のリスクはないんです。



高い費用を出しても、出来る限り流産のリスクを避けたいと思っているから、みんなNIPTを受けるんだと思うんです。

みんなお腹の命は守りたいんです。

NIPTは非確定検査のため、もし陽性だった場合は、確定検査を受けることが、NIPTの認定施設では決まっています。

NIPTの結果だけでは、妊娠の継続を決めることは出来ないんです。


その後、羊水検査などの確定検査を受けて、方向性を決めるというのが、NIPTを受ける大前提です。

なのに、新型出生前診断は命の選別につながると言われてしまう。

結局、
産まなかった選択も、産んで良かったという選択も、当事者にしか分からないことなんだと思います。

そして、ここまで考えて分かったのは、私は陽性だった場合、産まない。

と考えている事でした。


私が今、20代だったら、また答えは違っていたと思います。


コウノドリの出生前診断の回で、奥山佳恵さん扮する、ダウン症の子どもを持つお母さんが、出生前診断をみんなが受け始めたら

「ダウン症の子どもがいなくなっちゃう」

と言っていましたが、そんな事ないと思います。

分かっても産む!
という選択肢をする人もいるはずです。


その後、A病院の遺伝子外来の予約方法などを聞き、病院を後にしました。

なんとも言えない気の重さ。


モヤモヤっとしたまま、母子手帳をもらいに区役所へ。

3人目までは、このもらう瞬間が嬉しかったのになぁ…。

しかも憧れのfamiliar母子手帳。
なのになんだか複雑な気分。

母子手帳と紹介状を同時にもらう、高齢妊娠の現実アセアセ


産院でもらった、ヨシタケシンスケさんの絵の本を見て、少し気分が和らいだ気がしました。


帰ってすぐに、遺伝子外来の予約をすると、思ったより早く予約が取れ、10日後に。


この10日間、またもや揺れ動く決意。

命の事を決めるのは、やはり簡単ではありません。


NIPTを受けた知り合いがいるという友人が、その人達にもいろいろ質問してくれました。

すると、3人に聞いて、全員がNIPTで陽性が出たとのこと。
ですが、3人とも羊水検査では問題なかったとのこと。

その結果から友人には
「NIPTは40歳以上は、何かしら出るみたいやで。
なら初めから羊水検査受けた方がいいんじゃないかなぁ?」
と言われました。

もし陽性だった場合でも、私を安心させるために言ってくれたのかもしれませんが、羊水検査を受けられる15週までは、NIPTが受けられる10週よりだいぶ長い間、不安を抱えなければなりません。