C:なんかそういう情報源があるんだろうね。それとか、そこにうまく誘導するようにタイのものを裏技的にうまく抱き合わせる方法があるのかも。そこに行ってみたいと思わせるようなような物が。



P:僕は…例えで言うと、そこに商品があるとして、…例えばタイ製品があるとします。そこには明らかな違いがあるんですよね。例えるなら寿司のようなものです。どの国に行っても同じではないでしょう?それぞれ個性があるんです。僕はタイでも同じような事が言えると思うんですよね。例えばタイの歌にはタイの歌らしさがあって、それは韓国の歌とも中国の歌とも、洋楽とも違うTPOPの魅力があるんだと思うんです。それが色々な国の人の行動に影響を与えてるんじゃないかって思うんです。僕はその違いのことをタイらしさって言ったんですけど、…どう説明したらいいか分からないんです

C:わかるよ

P:でもそれは違いというか…風味、味わいのようなものですね。海外から注目されて、それを応援したくなるような。

C:そうだよね。不思議だよね。その「何か」を見つける事が出来たら、僕たちがやりたいことをもうちょっとできるかもしれないよね。特にドラマ。今作ってるドラマはベースが国内市場向けじゃないよね。輸出しようとしてる

P:そうですね

C:みんなが行く先を…

P:そうです、ほとんどがアジア(全域)ですね。

C:中国以外にどこかある?



P:パリのファッションウイークに行った時もそんなことをがありました。中国の時は、ファンがいる事を知ってたんです。でも、中国人とかタイ人とか、近隣の国の人たちが(ファッションウイークの)イベントにきてまでサポートしてくれるとは思ってもみませんでした。



C:え?そうなんだ?凄いね

P:すごく嬉しかったです。その場所に着いて…だって凄く遠いですよね。…フライトは14時間かかるんです。でもみんなが応援してくれてたんです。向こうにもヨーロッパ人のファンがいたんですよ。「え?」ってなりました。

C:ヨーロッパ人のファンがいるの?

P:そうなんです。フランス人のファンもいるんですよ。

C:つまり、ほんとに行けるってことだよね

P:そうなんです。そこに立った時に、アジアだけじゃなくて、どこでも行けるんじゃないかって感じたんです。

C:ここでPPの仕事を見て来たんだけど、色んなブランドの仕事をしてきたよね。あんなブランドこんなブランド。ほんとにたくさん。でも外国人と仕事をするのは…



P:ええ、いい経験になります。本当にワクワクします。外国で向こうのスタッフと仕事をするのは、Billkinと僕でやったアジアファンミーティングのスタッフもそうなんですけど、国ごとに仕事の個性が違うんですよね。フィリピンにはフィリピンのエネルギー、日本には日本のエネルギーがあるんです。フランスも、タイも中国も、それぞれが独自のスタイルを持っている、そんな感じのことがとても楽しいんです。

C:どんな感じでエネルギーが違うの?

P:日本でアジアファンミーティングを行うとします。ファンはこんな感じ(胸の前で小さく手を叩く)



なんです。でも、これでいてファンはとても幸せを感じている表現なんです。

C:日本のほかにはどこがあるの?

P:中国のミュージックフェスティバルです。ファンに会ったんですけど…そのミュージックフェスティバルは本当に大きな規模だったんです。6~8万人ぐらいだと思います。今まで想像もしていなかったような経験でした。6万から8万の人に見られながらステージに立つの?みたいな感じでした。



C:恥ずかしがり屋だった人と6万から8万の人に見られる存在っていうのは本当にかけ離れてるよね。それにその時凄くトレンド入りしてたよね。僕が凄く嬉しかったのは、君が日本でサマーソニックに参加したっていう事なんだ。



P:日本でのそれが、海外での初のミュージックフェスティバル参加でした。ほんとにドキドキでした。

C:サマーソニックって前から知ってた?どんな感じ?

P:聞いたことがありました。サマーソニックというのがアジアの中で凄く大きくて有名なミュージックフェスティバルだっていう事を聞いたことがありました。

C:タイ人もよく行ってるよね。「サマーソニック?ええ!一緒に行こう!」って。それにいく事になったんだよね。その時どんな感じで連絡があったの?

P:その時はまだNadao Musicにいたので、Nadao Music経由でした。Nadaoの人が「ミュージックフェスティバルがあったら行きたい?」と訊いてきて。え?どんな歌を歌えばいいんだろう?って。洋楽を歌うの?日本の歌を歌うの?どんな歌を歌ったらいい?不安で一杯でした。「タイ語で歌ったら分かってもらえるの?」とか。声援を送ってくれる人なんているの?とか。…プレッシャーでした。ほんとうにプレッシャーだったんです。でもそこに行くとサポートしてくれるファンがいてくれたし、新しい経験だったのはTPOPを聞いている人がたくさんいたんです。

C:ほんとにね。その時の写真を見ると人は…

P:みんなタイ語の歌を歌えるんです

C:そうだよね。仕事についての事をちょっと聞きたいんだけど、ミュージックフェスティバルとかだったら、スケジューリングとかはどうやってるの?どんなふうに案内してくれたりとか、練習とか、どんな感じなの?



P:練習はそれぞれのアーティストによると思うんですよね。サマーソニックの時は僕はたくさん練習しました。不安をなくしたかったので。Billkinも一緒に行って一緒にやるステージなので、僕たちは10回…15回から20回ぐらい練習しました。というのも、それまで海外で仕事をやった経験がなかったからなんです。だから、どこまでやれば十分なのかが分かりませんでした。出来る限りの事をやりました。

C:特訓したんだ?

P:はい。そうすれば不安が一つ消えますよね。そんな感じです。

C:仕事って僕たちが想像してるような感じ?

P:プレッシャーが凄いんです。来てくれる人がいるんだろうかとか。ドアをちょっと開けて出てみると、人が集まり始めているのを見てほっとしました。そんな感じです。

C:いっぱいだったよね、その日。人が沢山いた。良かったよ。で、練習した事はできたの?

P:練習でできたようにはできませんでした。僕たちは100%に近付けるように練習したんです。完璧にできるように。でも練習したように100%にはなりませんでした。それには進行の状況だったり、僕たちの緊張だったり感情だったり、そういう個々の要因が練習してきたとおりに100%最善を尽くそうとしている事にずれを生んだりするんです。

C:もうひとつは、ブランドアンバサダーのことなんだけど



P:その仕事もすごく刺激がある仕事です。以前から僕はファッションが好きで。ファッションが好きなので、新しいスタイルを探したり、新しいルックをずっと探したり自分で楽しんだりしてたんです。そうすることに幸せを感じているんです。ストレス発散法でもあるんです。ストレスが多い時にショッピングをすると、すごく幸せになるんですよね。

C:僕みたいに買い物が苦手な人に聞かせて欲しいんだけど、ショッピングって楽しいの?



P:自分のためだったら、好きです。好みっていうのがあって、好きな物を見たら欲しくなるし、時にはスマホでいいなと思って見た物を実物で見たり、実際手に取って試したりすると「これがいい。欲しい」って色々買うんですよね。

C:買い物したいんだ。もし休暇があって、地球上どこにでも好きな所にワープできるとしたら、どこに行きたい?無限にお金を使えるとしたら

P:無限に使えるお金があったらですか?僕はいつでもどこででも買い物ができます。

C:スマホでもできる

P:スマホでもできます。スマホはもう攻略済みです。

C:(笑)…どんなぐらいなの?

P:一番最近では35品注文しました。

C:何日で?



P:1時間で。

C:(笑)

P:抑圧があったからなんですよ。抑圧なんです。

C:どんな抑圧があったの?

P:抑圧の原因は仕事が詰まってて。いつも色んな方面で仕事があるじゃないですか。っていうことは外に買い物に出れないんですよ。スケジュールが過密なので。到着したら仕事、仕事、仕事、場所を変えて仕事、仕事、仕事、あっちに行って、こっちに行って、…なのでデパートに行ったり、商品を見るために出かけたりする時間がないんです。僕には一緒に働いているスタイリストがいるんですけど、僕のサイズを細かく測ってるんですよね。手首、指の太さ、そんなものも全部測ってるんです。それがリストアップされているんです。なので、サイズがわかってるんですよね。なので、言える事は、Webをチェックして、サイズが大丈夫だったらボタンを押したらいいだけなんです。これがいい、サイズはどう?みたいな感じで。

C:そんなにショッピングが好きなんだったら、自分のスタイリングをするっていうのは楽しい仕事の一つって事だよね?

P:楽しいです。どんな仕事もスタイリストと一緒に仕事をしています。





日本人そんなにおしとやかじゃないと思うチューチューチュー

まあ、確かに本人たちをすぐ目の前にした時(ハイタッチの時の手を合わせる時以外)はそんな感じかもです。

言葉が詰まって、何も出てこなくなる。…急かされるっていうのもあるんですけとガーン


でも、DICEのデビューショーケースの時に感じたんですけど、「日本だったらここで拍手が湧くだろうな」っていうところでファンが無言でスマホを構え続けてるので、日本って拍手をする文化なのかなと。感情を外に表すんじゃなくて、感動を胸に抱きながらもそれを拍手だけで表したりするよな、と。


サマソニ、タイ人好きなんですね。フジロックはタイでもチケット売ってるのを知ってます。

サマソニに行けることをそれほどまでに喜んでくれたのは嬉しいですよね。


そして、知ってたけどめちゃめちゃ買い物するのね、PP。お金があるからいいけど、ストレスで買い物をするのは買い物依存症ガーン

まあ、収入と支出のバランスが取れていて、物が溢れ出さなければそれでOK。

スーパースターだからね。

噂によると今やギャラはハリウッドスター並らしいです。


……そこは気軽に日本に来てほしいのでもう少し抑えてくれると嬉しいですが。


買い物には良く来るんですけどね、日本に。


プライベートを付け回すわけにもいかないので、(そもそもそんな事できませんが)仕事で私達の前に現れて欲しいです。


リーズナブルな値段でお願いします❗❗❗❗❗❗