2009年モスクワW杯、ユリ・ランバートゥス・ヴァン・ゲルダーのつり輪 | 体操っておもしろいよな

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男子体操競技をメインにしているブログです。
今昔そしてワールドワイドに体操を紹介していきます。
少しでも体操に興味を持ってくれれば幸いです。

どうも、


翔です。

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オランダのヴァン・ゲルダーさん。


吊り輪のスペシャリストとして有名ですが


技の名前にもなっています。


一度背面水平を経過してからいろんな力技につなげるシリーズ、


たとえば背面水平経過十字懸垂はナカヤマですね。


これが背面水平経過で上水平支持するとE難度の「ヴァンゲルダー」になります。




後転中水平(F)
ヴァンゲルダー(E)
アザリアン(D)
十字懸垂から引き上げて十字倒立(E)
ジョナサン(D)
後ろ振り上がり中水平(E)
翻転十字倒立(D)
後ろ振り上がり上水平(E)
翻転倒立(C)
バラバノフ(D)



これに関連してちょっと不思議なことがありましてね。


このヴァンゲルダーと同一枠の技があるんですよ。


ひとつは中水平から背面水平におろして上水平まで上げるヴァンゲルダーという技、


もう一つは上水平からおろして背面水平経過で中水平まで上げる技、


この2つは同一枠技なんですよね。


なのでこの2つを一つの演技に両方入れることはできません。


が、しか~し!


これらとは別に中水平から背面水平を経過して中水平に上げるE難度の技があるんです。


こちらは上の2つとは別枠の技としてあります。


ようするに、


いったん何らかで上水平まで上げます。


その次に上水平からおろして背面水平経過中水平をやります。


次に中水平から背面水平経過中水平をやります。


これが可能ということになるんですよね。


不思議です。