翔けGymnast!

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「はばたけじむなすと」
男子体操競技をメインにしているブログです。
今昔そしてワールドワイドに体操を紹介していきます。
少しでも体操に興味を持ってくれれば幸いです。


テーマ:
どうも、 


翔です。 


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 2014年の世界選手権団体決勝、中国の第4ローテーション、


林超攀、鄧書弟、程然の3人によるロペス3連発は見る者を震え上がらせました。


かつて鼎の一部を担っていた程然は2014年を最後に代表に選ばれることなく引退しましたが、


程然と変わって代表に選ばれた肖若騰も跳馬でロペスを跳んでいます。


中国代表クラスになるにはロペスはステータスともいえるのでしょう。



しかし彼らは2本の跳躍を揃えなければならない種目別跳馬には出場しません。


種目別跳馬で勝負する選手たちは別にいて、もっと高いところを見ているのです。


かつては程然が跳馬のスペシャリストとして国内でロペスよりも半分ひねりの多いロペスハーフを跳んでいました。


程然の席が空いた今、跳馬でひたむきに勝負し続ける者たちがいます。




今、中国で跳馬といえばこの2人です!



黄明淇(Huang Mingqi)選手。


細身で長身ゆえ空中姿勢が映える選手です。


少しばかりムカつく顔をしていますけど跳躍が綺麗に決まった時の笑顔は少年のようでかわいいです。


カタール国際の種目別跳馬で2連覇中だったアルトゥール・ダフチャンの天下を食い止めたのが黄明淇選手です。


得意のロペスとヨー2を武器に世界を相手でも対等に戦ってきました。


しかし、2017年からのルール改正の影響で、側転とびから3回ひねるロペスと前転とびから2回半ひねるヨー2は一緒に跳べなくなってしまいました。


それから黄明淇は2本目のヨー2をやめて一つ難度の低い技を跳んでいます。


それまで余裕でヨー2を跳んでいた選手が半分ひねりの少ない技を跳ぶと勢い余ってしまいますよね。そうですよね。


それにしてもこのロペスの開きの早さと着地の余裕っぷりは素晴らしいです。



①ロペス(D5.6)

②前転とび前方伸身宙返り2回ひねり(D5.2)




そしてもう一人が屈瑞阳(Qu Ruiyang)選手。


側転とびと前転とびのひねり技に長けた選手。


2016年まではロペスとヨー2を2本そろえて着実な跳躍を見せていました。


ルールが変わった2017年に入ると、黄明淇やほかの選手のようにロペスかヨー2のどちらかの難度を下げ・・・・・・いや、彼は違います。


彼は難度を上げてしまったのです。


そう!ロペスとヨー2が一緒に跳べなくなったことが分かった屈はロペスをロペスハーフに変えてきたのです!


助走の勢い!逆立つ髪!人が変わったようなその眼つき!


スペシャリストには果たすべき義務があるのです!



①ロペスハーフ(D6.0)

②ヨー2(D5.6)



この童顔から最高難度ロペスハーフが繰り出されようとは・・・


この不安そうな顔を浮かべる青年の体があんなにもひねられようとは・・・




テーマ:
どうも、


翔です。



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つり輪というとアメリカやヨーロッパが強そうなイメージがあるかもしれませんが、確かにアジア圏でつり輪が強い国というと中国くらいしか浮かばないと思います。


アジア人の体系でつり輪を世界レベルまでに鍛えあげるのには血の滲む努力が必要でしょう。


中国はこれまでも陳一氷(Chen Yibing)選手が北京オリンピックの種目別つり輪で金メダルを取っていたり、陳の引退後に劉洋(Liu Yang)とかいうバケモンが出てきて2014年の世界選手権で金メダルを取ったり……


体操の世界大会は毎年世界選手権・オリンピックと行われていますが、種目別つり輪決勝には毎年必ず中国選手がいます。


対世界でも中国のつり輪ッ子は一際目を瞠惹く存在でい続けています。


つり輪を武器にする選手は中国内にたくさんいますが、それでも世界選手権の代表に選ばれるのは大体1人です。ていうか大体劉洋です。


劉洋がつり輪の枠を勝ち取っちゃうから中国のつり輪ッ子たちが埋もれてしまっているのです。


そんな劉洋被害者の会の皆さんを紹介しましょう。






伍冠華(Wu Ganhua)選手


力強い水平姿勢が魅力の選手。力技をサラッと決めちゃう表現をする選手もいますが、彼の場合は内から出る力強さを感じ取れます。


ワールドカップでは見る顔が世界選手権などの大きな大会への出場はありません。


しかし、出場したワールドカップでは確実にメダルを獲っています。


動画は2015年のスロベニア国際より。


この大会で見事金メダルを獲得しています。


演技構成は2015年当時のルールに則り表記しています。



①後転中水平(F)
②後ろ振り上がり上水平(D)
③ジョナサン(D)
④後ろ振り倒立(C)
⑤オニール(E)
⑥リーニン2十字懸垂(D)
⑦十字懸垂から引き上げて中水平(E)
⑧ヤマワキ(C)
⑨ホンマ十字(D)
〇後ろ振り倒立(C)
⑩後方伸身2回宙返り1回ひねり(D)


馬躍(Ma Yue)選手

2014年に行われたユースオリンピックの中国代表。日本で行われた国際ジュニアにも出場しています。


いずれも種目別つり輪でメダルを獲得しています。


伍冠華と違うのは、つり輪が強いわりに体が細い点です。


この細身からモリモリの力技が繰り出されるギャップにやられてしまいます。


動画は今年2018年の2月に行われたオーストラリア国際の種目別つり輪から。


少しばかり姿勢の欠点や静止不足はありますが、同じく出場していた伍冠華を凌ぐ高得点を出して優勝しています。


十字倒立もきれいです。


25:07~が馬躍の演技


①後転中水平(F)
②後ろ振り十字倒立(D)
③後ろ振り上がり中水平(E)
④ジョナサン(D)
⑤後ろ振り上がり上水平(D)
⑥アザリアン(D)
⑦ヤマワキ(C)
⑧後ろ振り倒立(C)
⑨翻転倒立(C)
⑩後方抱え込み2回宙返り2回ひねり(E)




最後に雷鵬(Lei Peng)選手


名前がカッコイイですね。漢字にすると尚。


彼は先の2人とも違う特徴があります。それは冒頭の力技です。


なんと!懸垂姿勢から一気に引き上げる「バランディン」系の技を2連続でやってきます!


スペシャリストらしい個性的な演技です。


終盤に中水平を持ってこれる辺りもらしさが出ていますね。




①バランディン3(E)
②バランディン2(F)
③ジョナサン(D)
④後ろ振り上がり上水平(D)
⑤アザリアン(D)
⑥十字懸垂から引き上げて中水平(E)
⑦ヤマワキ(C)
⑧後ろ振り上がり中水平(E)
⑨後ろ振り倒立(C)
⑩後方伸身2回宙返り1回ひねり(D)





現在中国代表のつり輪担当で活躍している劉洋のすごいところはこの3人のいいところもすべて持っていることでしょうね。


そりゃぁかないませんわ。


彼らがここまで強くなれているのも中国だからだし、彼らが代表に選ばれないのも中国だからなんですよね・・・。


なんと辛く苦しい因果ですか。




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どうも、


 翔です。 



 4月に入りましたね。 


 新しい年度が始まって、高校、大学に入学する選手の姿もSNSを通してよく見られます。 


 かくいう私もこの4月から新しく社会人としての歩みを始めたところです。 


 皆同じ1年生、仲良くいやっていきましょうではありませんか。 


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 さて、


 前回から少し間が空いてしまいましたが、 


 今回は鉄棒の得意な中国選手を紹介します! 


 中国の鉄棒といえば、昨年2017年の個人総合でワンツーを飾った肖若騰と林超攀がともに得意としている種目です。 


 更には、2014年の世界選手権の団体戦で宿敵日本を最後の最後で逆転し、金メダルに導いたラスボス張成龍も有名ですね。 


 そんな一流選手の陰に隠れた実力者たちを紹介します。




 譚迪(Tan Di)選手


中国選手の鉄棒はほぼほぼ全員がトカチェフ系の手離し技を使う中で、コバチ系を使う数少ない選手です。 


 それ以上に特徴的なのは、終盤にやる順手背面車輪、いわゆるチェコ式車輪と呼ばれる技をやっています。 


 最近の中国選手でこれをやる選手は極めて珍しいのです。


 伸身月面のさばき方もかっこいいですよ。 


 この動画の24:50~から見られます。 

①ヤマワキ(D) 
②コールマン(E) 
③コバチ(D) 
④シュタルダーリバルコ(E) 
⑤アドラー1回ひねり両逆手倒立(E) 
⑥アドラーひねり倒立(D) 
⑦後方浮腰回転後ろ振りだし順手背面懸垂(C) 
⑧チェコ式車輪(D) 
⑨ケステ(C) 
⑩後方伸身2回宙返り1回ひねり(D) 



 続いて胡旭威(Hu Xuwei)選手 


 トカチェフ系使いの選手の中でもそのバリエーションの豊富さが光る選手です。 


 なかなか使い手の現れないF難度のリューキンを得意としていて、 


 それから伸身トカチェフ+モズニクというレアコンボもやってしまいます。 


 ルール変更後は新たにピアッティにも取り組んでいて、


トカチェフで稼いでやるぞという強い意志が見える選手であります。 


 こちらは2016年の演技。 

リューキン、そして伸身トカチェフ+モズニクの高難度コンボを決めています。
  
①アドラーひねり倒立(D) 
②リューキン(F) 
③伸身トカチェフ(D) 
④モズニク(E)+0.2 
⑤シュタルダーリバルコ(E) 
⑥リンチ(D) 
⑦アドラー(C) 
⑧大逆手車輪(B) 
⑨シュタルダー(B) 
⑩後方伸身2回宙返り2回ひねり(E) 



 ルール変更後の2017年の演技。 

ピアッティを新しく入れています。 

①アドラー1回ひねり両逆手倒立(E) 
②ピアッティ(D) 
〇リンチ(D)⇒落下× 
③リューキン(F) 
④伸身トカチェフ(D) 
⑤モズニク(E) 
⑥アドラー(C) 
⑦大逆手車輪(B) 
⑧クースト(C) 
⑨シュタルダー(B) 
⑩後方伸身2回宙返り2回ひねり(E) 



 「中国はトカチェフ系ばっかりだ」というイメージが少なからず僕の中にはあるのですが、 


 その中で突出した選手がいたり、はたまた独自の路線を行く選手がいたりするものですね。 


 こんな感想が持てるのも層の厚い中国ならではですね。 


 僕らの知らない海外から見た日本のイメージもきっとあるのでしょうね。 




 【小ネタ】 

ちなみに僕が勝手に持っているイメージとして、 

日体大⇒コバチ系 

 順天堂⇒トカチェフ系 

 というのがあります。


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