怪獣君、1歳のお誕生日おめでとう!この1年、風邪ひとつひかず、元気にすくすくと育ってくれてありがとう。神様ありがとう。おじいちゃま、おばあちゃまはじめ、色々助けてくださった方、ありがとう。
1年前の今日、、、、、。
アメリカでは90%の人が使うというエピドラル(無痛分娩に使う脊椎麻酔)。日本ではまだ一般的ではないので、日本の家族、親類縁者、友達はみな麻酔なしで自然分娩しています。私はものすごく痛みに強い(というか鈍感というのだろうか?)ので、日本でほとんどの人が出来ている事は私にも出来るハズ、と思っていました。でも、陣痛の痛みっていうのはもちろん未経験。そして、経験者は皆いいます。「今までに経験した事のない痛み」だと。うーん、何だか恐ろしいなぁ。そして私も人の子、「どちらを選んでもいいんだよ」という選択肢を与えられてしまうと、未知の痛みに対するちょっとした恐怖感に打ち勝てないのでありました、、、、。ちなみに、こちらで出産している日本人の友人は結果的にみんな無痛分娩しています。
陣痛を感知するモニターを、横に付き添った旦那はんが見てくれている。「あ、今ものすごく大きな波がきているけど、痛くない?深呼吸して!」うーん、いつもの生理痛と変わらない痛みだよ。そしてまた大きな波。「深呼吸して!!」痛くないんですってばー!
我慢できない痛みというのはいつ頃くるのだろう。そんな事を考えていたら、麻酔担当の先生が入ってきた。「これから緊急の帝王切開が3件入ったので、これから2~3時間は手があかなくなる。したがって、エピをしたいなら今しかチャンスがない」と説明された。今の痛みは十分我慢できる。でも、我慢できない痛みが襲ってきた時、先生がいないので「もう遅いよー」という羽目になるのも恐ろしい。そして誘惑に負けて麻酔を受けてしまった。麻酔は腰から下だけなので、意識ははっきり。麻酔薬が入った瞬間、下半身がポーッと温かくなって気持ちいい。あとは、子宮口が開くまで仮眠。
そして入院から12時間後、子宮口全開。エピをすると下半身に力が入らないので、うまくイキメナイという人も多いらしいが、私の麻酔は絶妙な聞き具合。痛みは全くないけど、陣痛のプレッシャーは自分で感じるし、足も自分で支えにのせられた。そして、3回くらい息んで、「オギャー」。高齢初産、こんな楽な分娩をしてしまっていいのでしょうか?
真っ赤になって泣いている赤ちゃんを、まだへその緒がついている状態で胸に抱かせてもらった。ヌルヌルもベトベトも気にならない。言葉にならず、涙が溢れてきた。先生が「長く待った甲斐があったね」と優しい言葉をかけてくれた。隣でパパが「ハッピーバースデートゥーユー」と低い声で歌っていた。
「はじめましてベイビー」
アメリカは自然分娩の場合、2日で退院。日本のように入院中に、授乳指導や沐浴指導をしてくれる訳でもない。入院は母子完全同室。母乳をあげる時間ですよって、知らせてくれる訳でもないので、ルーちゃんが最初の夜一度も起きなかったのをいい事に(新生児は生まれた直後長い睡眠に入るらしい。赤ちゃんも産まれてくるために頑張ってお疲れ)、私も一晩熟睡。後で聞いたところによると、母乳育児を軌道にのせるために、これってタブーなのだとか。誰か教えてよー。
はっきりいってオムツの替え方も良くわからない。子供が泣いていたら看護婦さんが入ってきて助けてくれる訳でもなく、「なんでー、なんで泣いてるのー?誰かきてー」と一緒に泣きたくなる。入院中でさえ、そんな状態なのに、3日目には追い出されるように退院して家に帰る。これは本当にムゴイです。
当たり前だけど、すべてが初めての経験で全くわからない。ルーちゃんは良く泣く赤ちゃんだった。日本でいう「疳の虫」っていうのでしょうか?アメリカではColic(コリック)と言うんだけど。どうして泣いているのか、どうすれば泣き止むのか、途方にくれる新米母。そして、その横で今さら「どうして赤ちゃんは泣いているのか?」みたいなハウ本を一生懸命めくっている新米パパ。有難いけど、そ、そんな場合か、、、、
そんなこんなで、ママかパパの胸の上でしか眠ってくれない日々が続き(落としてはいけないと思うので、当然こちらはほとんど眠れない)、正直、先の見えないトンネルに迷い込んだような気分になったこともありました。でも、5ヶ月くらいになると生活のリズムが出来て、育児が格段に楽になりました。ルーちゃんも色々と反応を見せるようになり、「可愛いなー」という気持ちがどんどん大きくなってきた。そして、最初の3~4ヶ月の大変さが嘘のように、穏やかな扱いやすい赤ちゃんになってしまったのもこの時期。これは5ヶ月目に始めた、乳児鍼の治療が効いたのだと信じている私。今でも免疫力を高めるために、親子3人で月に1度は鍼治療に通ってます。そのお陰か、風邪もひかずに元気!我が家は家族で「鍼」さまさまです。
そして気がついたら寝返りをし、ハイハイが出来るようになており、つかまり立ちをしている。言っている事を随分理解し、いくつか言葉も出来るようになった。離乳食も順調にモリモリ食べている。手押し車を押しながら歩けるようにもなった。自分だけで歩くのももうちょっと。歯も4本生えた。自分の意思が出てきて、「イヤ」っていう意思表示もするようになった。そして今日1歳。あっという間だったなー。これから先はもっと早いペースで1年1年が過ぎていくのでしょう。
ルーちゃんがママとパパのところに来られるように助けてくれたチェリー先生、子供が出来なかった期間「まだ諦めないよ」って私自身より、諦めずに希望を持って励ましてくれた友達、予定日に日本から駆けつけてくれた両親、ルーちゃんをめちゃくちゃ愛しんで可愛がってくれ、そして要領が悪くて不器用なのがたまに傷だけど、私を心身ともに精一杯サポートしてくる旦那様。本当にありがとう。特に両親は、2度、2ヶ月にわたって駆けつけてくれ、自分で自由に身動きできない不自由な生活環境の中で、黙々と家の用事を一手に引く受け、ルーちゃんのお世話までしてくれました。「おばあちゃま」の抱っこでしか寝ない時もあったねー。あのサポートがなかったら、とても最初の3ヶ月はサバイバルできませんでした。心からありがとう。
皆様、これからもルーちゃんが、元気で素直にすくすく育つように見守ってください。














