Con te Partiro ーvia Francigenaへの招待状ーvol.44 | ちびタンクのひとりごと

ちびタンクのひとりごと

大好きな旅のこと、心理学・スピリチュアル・ヨーガのこと、日々の気づきなどをつぶやいています♪

なおさんとは墓地の最寄り駅でお別れして、私は成田空港へ向かった。


チェックインを済ませ、一息つこうとビールを頼むと、あっという間に搭乗時間である。


颯花さんとのあの不思議な電話。

あれから一週間も経たずして、今、私は想像もしなかったカンタベリーに向かおうとしている。


飛行機の中でこれまでのことを振り返っていると、猛烈な睡魔に襲われた。

ここ数日の睡眠時間は連日、数時間だった。

眠くなるのは当たり前だ。


幸い飛行機はガラガラで、三列シートはすべて私のものだった。

肘掛けをたたみ、靴を脱いでシート全体を使って横になると、意識を失うように眠りについた。



意識を取り戻したのは着陸体制に入るアナウンスだった。

まだ眠い目を擦る。

体感にしたらものの30分で経由地のアビダビに着いた。


アブダビで私はまゆさんにも連絡をした。

まゆさんはイギリスに留学していた経験がある。

もしかしたら、きぬママとカンタベリーの話をしていたかもしれない。


私からの久しぶりのメールとその内容に、まゆさんは驚いた様子ですぐに返信をくれた。

“ちょうどきぬさんのことを考えていたからびっくり。

でもカンタベリーのことを話した記憶はないなあ“


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↓前回のお話