2019年12月18日
早朝、きぬママと家族ぐるみの付き合いをしていた操さんに、何か心当たりがないかメールしてみたが、操さんも検討がつかないとのことだった。
そして昼休みを迎えると、私はすぐになおさんに電話した。
その日、なおさんは、歌の会にも来てくれた水器さんとランチをしていた。
割り込んでしまって申し訳なかったが、あの歌の会がこの件の引き金のような気がしてならなかったのだ。
ひとしきり事の顛末を話したものの、なおさんもこれと言って思い当たる節はないとのことだった。
なんの進展もなく時間だけが過ぎていくことに焦りを感じていた18時過ぎ、一通のメッセージが届いた。
それは、水器さんからのものだった。
“きぬママのこと、なおさんからききました。
祈祷書には「日本聖公会」とあります。
土曜日の颯花さんのイベントに持っていくね(^-^)
その前に写真送ります✨”
メッセージと一緒に送られてきたのは、あの臙脂色の祈祷書の写真だった。
そしてそこには「日本聖公会」の文字と共に、新たな教会の名前が記されていた。
日本聖公会?
私の頭にハテナが飛んだ。
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