2019年1月2日。
イタリアの聖地アッシジの地を踏んだ日。
その時、私は2018年の年末から約3週間ほどかけて、イタリアを歩く旅をしていた。
2015年にスペインの巡礼路カミーノ・デ・サンティアゴを歩いてから、私は歩き旅というものに魅了されていた。
帰国後、日本でも主人と共に東海道を歩き始めたが、またカミーノのような旅がしたい、その欲求が絶えることはなかった。
イタリアのその道、via Francigena(ヴィア・フランチジェナ)をいつ知ったかはよく覚えていない。
とにかくイタリアにもローマをゴールとする道があるらしい。そのことを知ると、居ても立ってもいられなくなった。
”全ての道はローマに通ず“
なにも珍しいことではない。
だがキリスト教の三大聖地、エルサレム、サンティアゴ、ローマのうち、私が訪れていないのはローマだけだった。
歩いて到着することができたら、それは感慨もひとしおだろう。
年末年始とあわせて少し長くいただいはお休みは3週間。歩ける距離は最大約400km。
ローマから逆算して出発地点をルッカに定めた。
イタリアをブーツに例えると膝下くらいに位置する北西部の街である。
こうしてその冬の旅が始まるのだが、私が到着したのはローマではなく、アッシジだった。
ーつづくー
アッシジの教会
アッシジは丘の上の街
まさに歩いて街を目にしたときの写真
Vol1↓