第41期鳳凰戦前期第3節結果報告(D3〜E3) | 静岡支部員のひとりごと

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今節の注目は安藤と高橋。


安藤は2節で合計169.0。

2段階昇級(+200以上)も視野に入れての戦いとなる。


高橋は先日の霊峰位戦で+112.1、トータルも+208.3と堂々の首位に立っている。


両者の勢いには目を見張るものがある。


【前節までの成績】

B1

岡本和也   ▲26.0  12位

(本日別日対局)


D3

渡邉翔士己  +36.0  10位

安藤銀一   +169.0  1位(東京本部)

早川林香     ▲29.1   19位(東京本部)


E1①

高橋大輔   ▲19.3  19位

足立純哉   ▲10.2  16位


E1②

児玉佳宏   +20.3  11位(東京本部)

高村龍一   ▲8.2  17位

安部颯斗   +12.7  13位

都築友和   +3.5  15位(中部本部)

山宮雅之   ▲62.6  27位(四国支部)

栗島有紀     ▲31.3  22位(東京本部)


E2②

松本和樹  +0.7   14位



【結果報告】

B1

岡本和也


対局者 吉野敦志・二階堂亜樹・中村慎吾

着順  4・①・②・②

ポイント  +23.9 (トータル▲2.1)

最終順位   8位

順位昇降   4ランクup↗️



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鳳凰戦の折り返しとなる第3節。


今まで触れてこなかったが、実は私の中では半期で決まる対局の中で一番大事な節と思っているのが第3節である。


第1節、第2節を終えて、トータルプラスなのか、トータルマイナスなのかにもよるが、半分を終えて良い位置に着けていられれば大体良いと思うところだが、結果はいかに…。



B1セレクトの放送卓を横目に、自分の麻雀に集中しようと思ったが、1回戦は東場で400、700をアガって以降、全く手牌が追い付かない状態。


オーラスに、場に対して切りきれなかった役無し發単騎をツモって、ツモドラ1の700、1300をアガり、しっかりとラスを受け止める。


2回戦以降は、一気に状況は好転するも、そう易々と周りが加点を許してくれない。


2回戦以降、手は入っていたが加点のチャンスは吉野プロに上手く捌かれてしまったというのが、今日一日を終えての第一感。


トータルポイントはほぼフラットに戻り、第4節は始めの入り方次第で戦い方の舵取りは大きく変わる。


プラスであればポイントの上積みを狙うし、マイナスであれば降級リスクを考えた戦い方となる。


残り節数は少ないが、どの節も強敵揃いなので引き続き気を引き締めて戦いたいと思う。



D3 

渡邉翔士己

対局者 木本大介・鏑木秀成・仙田竜祐
着順 ②・3・①・2
ポイント +15.9 (トータル+51.9)
現在順位  5位
順位昇降 5ランクup↗️

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4回戦通して高打点が飛び交う試合となりました!
かく言う自分も満貫クラスを3回、跳満を1回アガり、親満に1回振り込みました…。

1回戦は南入まで40000点持ちトップとなるも南1局で高目一盃口のタンピンテンパイ。
ドラの東を打つもこれが親に鳴かれ、次巡中も鳴かれる。
親の見えてる役役ドラ3に①pを打つも山越しで痛恨の12000振り込み
なんとか少し取り返し浮きの2着…

2回戦はツモり合いの麻雀となり、
親の6000オールツモで勝負あり。
もう少し押してもいい場面はあったが押し切れず、沈みの3着。

3回戦は東1局でドラは白
下家が萬子の染め手気配。上家の親が筒子の染め手気配。白を切ればタンヤオの一向聴だが抱えた結果、白が重なりドラドラ七対子の聴牌。
残した牌は生牌の東と1枚切れの8s。
8sが圧倒的に場況に良すぎたので東切りリーチ決行、運が悪ければ東で振り込むこともあるが覚悟の上。
無事通り後は山との勝負!
 なんとかツモりあげ3000.6000
そのリードを守り切りトップで終える。一安心。

4回戦は細かく細かくツモられ振り込みで15000点持ちのラスまで沈むも起死回生の満貫ツモ。
なんとか29000点台まで回復するも浮きには回れず…。

卓内2着の浮きで終えれたと言えば聞こえはいいが、浮きにばっかり固執して大きい加点を逃した感が否めない麻雀になってしまった。
自分の麻雀の売りは『よく振りよくアガる』のハズが守備守備と守ってばかりだった印象…。

でもなんだかんだで+50越え!
昇級ボーダーに戻れたしこのままキープ!!




安藤銀一






早川林香

対局者 猿渡輝也・東城りお・犬飼あやの

着順 ①・②・②・4

ポイント +10.6(トータル▲18.5)

現在順位 18位

順位昇降 1ランクup↗️



2節のトータル▲29.1で迎えた3節目。

ここで勝てば昇級を見て、負けたら残留狙いにシフト、という勝負節でした。

3回戦まで手に恵まれて+40.6。昇級に向けてポイントを伸ばすチャンス。手が入れば勝負!で強く押してたのですがドラ3が2回来てどちらもアガれず、その後も加点することなく勝負に行けば放銃と右肩下がりでの痛恨の1人沈み。

プラスはプラスできたのであと2節で50.50と勝って昇級目指します。



E1①

高橋大輔


対局者 町田志織・松岡昭彦・山村航・関根大地

着順 ②・②・2・2

ポイント +14.2 (トータル ▲5.1)

現在順位 16位

順位昇降 3ランクup


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久しぶりの5人うち!


自分はずっと打ち続けたいタイプなので希望は1抜けか5抜け!!


引いた数字は・・・③


ちょうど真ん中抜けかぁ〜い。


引いてしまったものは仕方がないので集中力を切らさないように待機するだけです。


今日は昇級争いのためにも20弱のマイナスをできるだけ返済しようと意気込んで臨みました。


1回戦の東1局にいきなり手が入る。

二三123789①⑦⑧⑨北のイーシャンテンから北が重なりリーチ!


一をツモアガリして2,000・4,000。幸先良し!!!


その後ツモられたりテンパイ料で削られ最後には捲られてしまったが大きめの2着を取ることができました。


難しかったのは32,000点持ちの2着目でドラが2p。

五五②③③④⑤⑤⑥⑦567


①が2切れだがストレートに④引きなら2,000・4,000。


普段の余裕がない自分だったらきっと即リーチしてそうな牌姿も一歩踏みとどまることができた。


②引いてのシャンポンから567の三色を見たり、⑥引いての①④⑦待ちを狙ってのダマに構える。


目論見通り次巡に⑥を引いてリーチ。


⑦をツモり3,000・6,000の最高の結果となった。


この後捲られることとなるのだがこれがなかったらきっと沈みの3着かラスに落とされていた。


ほんの少しだが自分の成長できた?ところが見えて嬉しかった。


結果としてはオール2着。


沈みの2着でもほぼ原点に近い2着で終わらせられたのが大きかったです。


残り2節(8半荘)で現在▲5.1ポイント。

そして暫定の昇級ボーダーは42.7ポイント。


16位に入ることができたので上位との直接対決になります。


必ずやいい結果を残して"2期連続昇級"を成し遂げたいと思います!!!


これからも応援宜しくお願いいたします!!!



足立純哉


対局者 廣岡璃奈・上田まみ・飯盛裕美子

着順 3・②・4・4

ポイント ▲56.2(トータル▲66.4)

現在順位 24位

順位昇降 8位down↘️


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先日の十段戦は、5段戦にて海外出張により、涙の欠場となりました。本当に悔しいです。


そんな悔しさを胸に臨んだリーグ戦第三節ですが、三/四回戦でのリーチ負けが厳しかったです。当たり牌の枚数では、負けてないように今でも思うのですが、ことごとくカンチャンリーチに負けてしまいました。下が見えていたので、もう少し我慢できたか、検討します。


最後に初めて誤ポン(発声のみ)をしてしまいました。同卓者の方にご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます。




E1②

高村龍一

対局者 伊東宏倫・栗島有紀・太田寛子

着順 2・1・③・②

ポイント +21.1(トータル+12.9)

現在順位 16位

順位昇降 1ランクup↗️


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マイナスしたら残留シフト、現状維持以上で昇級狙い継続になりそうな折返し。

結果は21のプラスで終える事が出来た。

伊東さんが終始ペースメーカーといった感じで、振り回されないよう丁寧に対応出来た。

細かい反省点はいくつかあるが、我慢も効いてたし押すとこは押せてたし久しぶりに良いバランスだった様に思う。

清一色を和了り、トップ目の2回戦

一二三③④④⑤⑥⑥678發發 ドラ8

普段なら⑥切りで立直を選択する事が多い。

⑥が1切れの状況だし、一旦⑥に手が掛かったが、中さんの打点意識の話が頭を過り④切り立直。

發をツモっての2000,3900が決まり、トップ逃げ切りの決め手になった。

そういった選択もハマってたし、ラス牌の高目で和了れ浮けたりとツイてた1日だった様に思う。

トータルも少しプラスになり、残り2節。

昇級争いから外されないように次節もプラス目指します!




安部颯斗

対局者 野村創志・中山将太・新井大輝

着順 ②・4・①・①

ポイント +31.2(トータル+43.9)

現在順位 10位

順位昇降 3ランクUP↗️


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前節結構ポイント失ったので、昇級するためには、今節がかなりの正念場と思い望みました。


結果として納得の麻雀が打てて、勝ち切れてたので、満足です。

ここ最近で1番いい内容でした。


常に冷静でいれたし、バランス良く戦えたし、よく状況も見えてたし、相手の手と自分も手もかなりいい精度で見れてたと思います。


自身5を3枚持ちの34679の4なら一通の立直打って、4枚目の5持ってきて親に放銃した時はくらくらしましたが。。


最近、麻雀における再現性というところを鍛えてきた成果で出た気がするので、次節もポイントを伸ばして昇級出来るように頑張ります。

霊峰位戦の方も情けない成績なので頑張ります。



都築友和

対局者 山田樹・羽田龍生・黒田英輝

着順 3・3・③・①

ポイント +18.9(トータル+22.4)

現在順位 13位

順位昇降    2ランクup↗️


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前節に大きく負けてしまい貯金を使い果たした第3節、今日の結果次第で残り2節を上見て戦えるか、下を見ながらの戦いになるかの大事な折り返し地点。嫌でも気合いは入る。

ただ気持ちとは裏腹に厳しい展開、一二回戦とも、親番で勝負するも相手の高打点に阻まれる展開でマイナス続き、、3回戦目のオーラスももあわや放銃の危険すらあった4000-8000ツモられのギリギリ浮きの3着……

また負けがよぎったところの4回戦目でなんとか大逆転の1人浮き!

卓内トップのおまけ付き!

マイナスを覚悟しているところから勝ちに転じたのはスコア以上に気持ちが良い。

今日は残り2節を上をみて戦える喜びに少しひたって次の戦いに備えたいと思います。




児玉佳宏

対局者 小林大地・一瀬由梨・吉成敏

着順 ①・3・4・①

ポイント +24.8(トータル+45.1)

現在順位 9位

順位昇降 2ランクup↗️


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序盤手が入っていたのに、一歩追いつかずモノにできなかった…

そんな日はズルズルと負けになってしまうのだが、なんとか踏みとどまり、最終戦でカタチには出来た。

薄氷のプラスではあるが、これで昇級も見えるポジションにつけることができたので、次節はプラスを重ねることを目標にします。




栗島有紀

同卓者:太田寛子・伊東宏倫・高村龍一

着順:3・②・4・3

ポイント ▲24.8(トータル▲56.1)

現在順位 23位

順位昇降 1ランクdown↘️


コメント:


今日の目標も+10することでしたが、

残念ながら叶いませんでした。


一回戦 24600  3着

二回戦 32700  2着

三回線 23700  4着(1人沈み)

四回戦 29800  3着


うーむ。

弱い。

浮くことだけを目指して奮闘はしてみたものの、

どうも決めきれない。

あと1牌が押せない。

完全にビビってる。

押して振り込んで後悔するのと、

押さずにアガり逃して後悔するの、

どちらが良かったのだろうか。

今もまだ整理はついていない。


今日の対戦相手は仕掛けが多く、打点も読みづらかった。

自身の親番もサッと流されてしまい、

どうにもお地蔵さん状態の多い栗島さんだった。

しかしもっと何かできたのではないだろうか。

今日は周りのペースに飲まれてしまった私の負け。


グルグル1日を振り返りながら

どう立ち回るべきだったか結論を出し

次に繋げていければと思う。




山宮雅之

対局者 永井勝晴・山田裕輝・金田智紀・金杉空

着順 4・3・4・③

ポイント ▲69.0(total▲131.6)

現在順位 30位 / 30人(↓3)


やりたいことがしっくり来ていない感じ。マイナスを精査して、また来月までしっかり準備したいと思います。



E2②

松本和樹

対局者 西田修・桜井カズキ・瀬川修吾

着順 4・②・①・3

ポイント +7.8(トータル+8.5)

現在順位 10位

順位昇降 4ランクup↗️


コメント

今日はもっとポイントを稼げるくらいに手が入っていたのに

要所要所で雑がありました。

もっと積極的に攻めて

いいバランスで打てるように心がけます。


オーラス近くのシビアなところで前のめり放銃がよくあるなと最近思っています。

距離感の感覚がまだガバガバな気がする…


今日の反省点は2箇所

しっかり反省して次節まだ昇級狙えるラインなので気を引き締めて頑張ります。



【編集後記】

ここまで3節が終わり、安藤と渡邉のみが昇級圏内という結果となっている。

折り返し地点は過ぎ、残り2節8半荘。

各選手が昇級や残留という目標をしっかりと定めて戦ってほしい。



(編集 島崎涼)