憧れの舞台へ | 静岡支部員のひとりごと

静岡支部員のひとりごと

日本プロ麻雀連盟の静岡支部が運営するブログです。このブログを機に静岡支部に興味を持っていただけたらと思います。

僕が麻雀プロになったのは5年前。

プロテストを受けることができるギリギリの39歳でした。


     当たり前ですが最初から大きかった


プロになってからわかったが選手としては遅すぎる。
若い方がスタイル変化や上達のスピードも極端に速い。
長年やっていたスタイルを変えるのは相当勇気のいる事で、僕のスタイルを変えるには時間が足りない。
このスタイルで強化するしかない。




しかし僕の麻雀は荒く修正点が多い。
1年目の静岡プロリーグで最下位争いをするほど、周りとの雀力の差を思い知った。



では僕がプロになってできることはなにか?
それを考える日々だった。
当然、雀力を上げるのはもちろんだが、それ以外に僕の必要性とは?



その答えの一つとして、
とにかく支部での裏方仕事を全力でやろう!ということだった。

まず担当した仕事が帝静戦の別日対局の立会人。
普段は自営業をしているので、時間に融通の利く僕にはうってつけの仕事だった。




昨年度から別日対局の責任者として別日全日程の管理、立会人の手配など、裏方仕事のやりがいを感じてしまい、
選手として頑張っていかなきゃとか、決勝の舞台で戦いとか、そのような気持ちが薄くなっていっていた。

そんな中、今回の帝静戦第4節、100を超えるポイントを叩き暫定首位に立った。忘れていた選手としての気持ちに火がついたのは間違いなかった。



静岡プロリーグ最終節、プラス位置にはつけているが決勝の椅子までは程遠い。でも4連勝すれば可能な位置ではある。
可能性がある以上目指すのがプロだ。



3回戦までで決勝の見える5位の位置まで上がるも、最終半荘は非常に厳しく、南場の親番がくるまでマイナス。
この親番を何もできずに落としたら決勝に行けずに終戦する。



それだけは避けたい気持ちで精一杯打ち、親満2連発。
続くオーラスも簡単な手でアガれば終わらせることもできたが、
自分らしい縦の手、三暗刻を決めてさらにポイントを上積みして終局。
それが決め手となって総合2位まで浮上し決勝への切符をもぎとった。




僕の麻雀技術はプロ入りした頃に比べて大きく向上したとは思ってませんが、
気持ちで打つ事は成長してると思います。



静岡支部には第46期王位など、周りにいっぱい魅力のあるプロがいる。





僕なんてという卑下した気持ちで今まで一度も言えませんでしたが、
今回だけは言わせてください!

「応援してください。お願いします。」