第40回帝静戦決勝戦見どころ  橘太一 | 静岡支部員のひとりごと

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節目となる40回目を迎えた帝静戦。
その決勝メンバーが決まった。
 
1位通過   安藤銀一    【東京本部37期】



2位通過  堀孔明さん   【一般】



3位通過  井坂彰宏     【東京本部36期】



4位通過  石津寿人     【静岡支部20期】



5位通過  橘太一      【静岡支部35期】




帝静戦決勝戦は1位通過から順番に+40、+30、+20、+10とアドバンテージが与えられ、5回戦を終えた後、下位1名が敗退し、その後4人で6回戦目を行い、勝者が決まる。

最初に私から見た各選手の特徴から。

1位通過の安藤はプロになったのは37期と遅めだが、突出した行動力と発信力で活躍している選手。
帝静戦も遠方から継続して参加している。




その麻雀は打点が高く、はまると大トップをとる力がある選手。
北関東プロリーグでも、打点力を武器に決勝進出した。



今回の帝静戦も250ポイント近く叩きだし、1位通過を決めていた。
短期決戦には非常に強いイメージがあり、序盤で主導権を掴むと、そのまま突き抜けてしまうだろう。


2位通過の堀さんは、非常に熱心な打ち手で、毎節誰よりも早くプロリーグの見学に来ている。
長らく帝静戦にも参加されていて、今回は念願の決勝進出となった。



堀さんはオーソドックスなバランス型で、安定した戦い方をするので、事故などが少ないイメージだ。
決勝ではアドバンテージを1番上手く使いこなしそうな打ち手であり、優位なポジションでゲーム回しをされてしまうと、他の4人はチャンスが少なくなる展開となりそうだ。
また、私は対戦したことが無いので、今回の対局は非常に楽しみにしている。




3位通過の井坂は、他者の仕掛けやリーチにも粘ってテンパイを入れてくるイメージが強い。
厄介な相手という表現がピッタリだ。
+30というほどよいアドバンテージも井坂にはちょうどいいのではないか。
気持ちよく麻雀をさせてしまうと他者は厳しい展開になりそうだ。




4位通過の石津は20期生。
今回の出場プロでは石津以外はキャリアが5年以内。
また、前期プロリーグの決勝にも残っており、実績では抜けている。



爆発力がある打ち手が多い中で、粘り強く立ち回ってポイントを刻んでいきそうだ。
5人の中で1番警戒すべきである。




そして5位通過の橘(というか私)。
35期で東京本部に所属するも、仕事の都合で休会を経て、今期より静岡支部に所属する。
自分で言うのもなんだが、良くも悪くもメンタルで打ち方が大きく変わる。



最終節も大外から捲るという、シチュエーションに発奮して好スコアを叩き出せた。
そんな私にとってアドバンテージが無いなんてことはむしろプラス要素だ。
不安要素は決勝経験が皆無であることだが、ひたすら腕を触れればタイトルは自ずと見えてくるだろう。

ここからは自分がどのように戦うかを書こうと思う。

今回は間違いなくぶつかり合いが多く起きることが予想される。
というより、ぶつかり合いを避け続けていると、気づいた時には時には、すでに遅しというパターンになりそうだ。
爆発する打ち手を出さないことが大事であり、打点を下げてでも蹴りに行かなければいけない場面を多いと思う。
その中で行くべき手と引くべき手を局面ごとにしっかり吟味して、揺れない気持ちをもって挑んでいきたい。



その中で鍵となるのはやはり安藤、井坂だと思われる。2人の親番では1回アガらせたとしても、二の矢を出させないことが重要であり、ビッグゲームは決して作らせてはいけない。



特に安藤は、先日の北関東プロリーグの決勝での雪辱に燃えているだろう。
システムは違えど、決勝を経験したことにより、その麻雀が1段階進化している可能性も考えられる。



結局終わってみたら優勝、みたいなことなりそうなのは試合巧者の堀と石津。
こつこつとポイントを積み上げてきそうだ。
また、石津は経験も豊富なだけに、戦い方は熟知している。
マークも集中することになるだろう。




そして私はこういった舞台で戦うことが初めてであり、おそらく当日もガッチガチに緊張してしまうかもしれない。
しっかりと準備して気持ちを落ちつけて望めれば、前回の鷲見のような展開に持って行ける可能性は十分にあると思っている。
前回覇者にあやかって攻めあるのみだ。

先日のプロリーグ決勝では1年通してぶっちぎりだった川崎が優勝した。
内容としても納得の優勝だったと思う。
また、最後まで競った太田の押し引きは的確ですばらしかった。

本当に見どころたっぷりの決勝戦であった。
帝静戦決勝も、負けないくらい素晴らしい決勝にしたいと思う。

応援よろしくお願いします!


★第40回帝静戦決勝戦

12時対局開始

安藤銀一×堀孔明×井坂彰宏×石津寿人×橘太一

選手は11時半集合。
支部員は11時集合です。

観戦自由です。