十段戦も七八段戦に突入!
ここからは強豪中堅選手の参戦だけではありません。
ボスキャラがどんどんと出てきますよ〜
そして静岡支部からは渡辺史哉が登場です。
【七八段戦参戦選手】
(四段戦から勝ち上がり)
中寿文
(七段戦シード)
渡辺史哉
【結果報告】
中寿文
対局者 西川淳・渡辺史哉・越野智紀
着順 ②・①・3・②
ポイント +24.4
結果 通過
コメント
何年ぶりかに七八段戦まで進むことができた。
しかし十段坂はまだまだ続く。
もう一歩先へ。
この気持ちは強かった。
この対局で嬉しかったのは西川プロとやれたこと。
その、何年か前に八九段戦まで進んだ時に、敗れた相手であった。
昨年、西川プロが運営するESリーグに参加させていただく機会があった。
その時には本当に沢山の話をしていただいて、色々なことを考えることができた。
いつかまた対戦できるところまで来れたらいいなと思っていたが、予想より早くそのチャンスを掴むことができたのだ。
さらには静岡のホープ・渡辺史哉とも同卓。
もちろん史哉プロの八面六臂の活躍を本当に喜んでいる。
だが、こちらにも彼より長く積み上げてきたモノがある。
絶対に負けられない、と気持ちを強く持って臨んだ。
結果は僕と越野プロの勝ち上がり。
越野プロとはリーグ戦で当たった時に強さを肌で感じていた。
そんな三者との対局は、終始気が抜けず、緊張感に包まれた最高の時間だった。
何度か顔を上げそうになったが、我慢出来たことで今日の運を活かすことができたと思う。
自分は麻雀プロとして、少し成長したかなと思うことが、できた対局だった。
応援してくれる人たちに良い報告ができて良かった。
応援ありがとうございました。
渡辺史哉
対局者 西川淳 中寿文 越野智紀
着順 3・3・4・4
ポイント △46.0
結果 敗退
コメント
人生2回目の十段戦、昨年は初段戦から始まり、二段戦で敗退した。
今年は王位シードにより七八段戦からの参加だった。
シードをもらってすぐ負けるわけにはいかないし、トーナメントに苦手意識はなかった。
一回戦目の東場はわりと穏やかな雰囲気だった。
南場は中プロが親で連荘するも、オーラスになった時点では30900点持ちの2着目で、トップが35000点くらいだった。
心の中で始まったばかりだけどこの半荘は鍵になる予感がした。
結局4着目の越野プロが2000、3900を和了してトップになり、自分は沈みの3着目で終局した。
予感は的中して、終わってみれば越野プロと中プロが勝ち上がりを決めた。
終わってみれば全逆連対で△46.0ポイントという結果で終わったが悔いはない。
結果論であの場面はこうした方がよかったなどはあるが明らかなミスやこうするべきだったというものは一切ない。
ただ、和了が圧倒的に遠かった。
出上がり12000の3面張勝負リーチを打ったが押し切られて1000点で捌かれたり、チーテンの11600が8000横移動で終わったり(チーしてなければ自分が8000放銃)、相手が1枚上手だった。
そういえば役満を2回聴牌したが両方流局した。
手はいつも以上に入っていたが、絵に描いた餅だった。
勝負手を1つでも和了できていればまた違った展開になっていたかもしれないが、和了できなかったという事実だけが真実で、あがりきれない展開の中でどうすればよかったかという反省をするべきかなと思う。
内容自体に悔いはないが、結果は最悪で終わったのでそれはめちゃくちゃ悔しいです。
今日も対局が終わってからともたけさんが話しかけてくれました。
グランプリMAXベスト16の時から対局が終わるとコメントをしてくださるようになりました。
ともたけさんは勝った後は厳しいコメントをして、負けた後は反省点も含めて優しく話してくれます。
そのバランスが好きですが、優しい言葉をかけられると今日はなぜか悲しい気持ちになりました。
厳しいコメントを、もらった時の方が期待されてる感覚がある気がするのが大きな要因かもしれません。
周りの方の期待や応援に応えられるようこれからも精進していきます。
【編集後記】
今回の静岡支部対決は先輩に軍配が上がった。
ポイント的には差があったが、紙一重の勝負であったと思う。
中は2度目の九段戦チャレンジ。
ここまで来たら、頂上目指してがんばります!