毎日毎日発送業務に追われている。
この時期は学校からの注文があり、その数だけ修正カードを添付するのに手間取っている。
これは予想されたことで、ブログ書きなんてやっている場合ではないのが現状。
だけど、4月が始まって、また1,2回の記事だけというのも、なんとも情けないので、
年度が替わったことだし、気持ちを新たにできるだけ続けようと思っています。
だから、3月中旬のほんの少し余裕があった時に予告記事を書いて準備しておきました。
季節的にかなりずれた内容ですが、ご容赦ください。
3月中旬の週末、今期2回目の20度越えの陽気になった。
すると、大きな白いつぼみが開き始めたハクモクレン(白木蓮)。
この時期にこの花を見ると、必ずふる里の野山を思い出す。
枯れ木の山に、木々が芽吹く前の春一番に、白いコブシの花が目立ち始める。
ほんの少し遅れて山桜もぽつぽつと。
積もった雪が小川の川べりから融け出し、ふきのとうが顔を出す。
早春のこの景色が大好きだった。
また、この時期になると金沢在住だった室生犀星の詩が頭をよぎる。
寂しき春
したたり止まぬ日のひかり
うつうつまはる水ぐるま
あをぞらに
越後の山も見ゆるぞ
さびしいぞ
一日もの言はず
野にいでてあゆめば
菜種のはなは波をつくりて
いまははや
しんにさびしいぞ
都会ではそんな早春を迎える感激はまったく味わえない。
唯一、公園や庭木にハクモクレンを見ると、ふる里の早春を思い出すのだ。
ハクモクレンとコブシは似ているからね。
シモクレン(紫木蓮)はもうちょっと先の開花になる。
おや、桃の花も咲き始めたぞ!
庭先にユキヤナギも。
・・・と喜んでいた週末、
翌週からまた寒波がやってきて、一気に冬の装いになった。
しかし、関東の寒の戻りはたいしたことない。
ふる里はどんな様子だろう?
3月16日に北陸新幹線が敦賀まで延びて、一気に人が増え出したに違いない。
その人たちは北陸の早春を少しでも感じてくれているかなあ・・・
こんなひやひやした3月を過ごしながら、桜はまだか?と心待ちにしていましたよね。
やっと関東でもこの週末が満開に近くなるという。
でも、やっぱり気温が低く、雨模様の日が続く。
今年はまだまだ春爛漫とはいかないみたい。
個人的には今年の花見はパスだな。
浮かれている気分じゃない。