9年ぶりの再会に超興奮! | しずえばあちゃんの回想録 “We Can Do It !”

しずえばあちゃんの回想録 “We Can Do It !”

教師生活35年、子供3人。
パワフルに生き抜くしずえばあちゃんの
子育て論、教育論、人生論を綴っていきます。

人生の後半で取り組んだ漢字学習についても
情報を発信していきます。かんじクラウド株式会社 http://kanji.cloud

年末に東京で女子三人会をしたのは、この三人。

右は私、中央は成田あゆみさん(もじこさん)。

そして、左側が、9年ぶりに会う山下桂世子さん!

山下さんはイギリス在住で、年に1,2回ほど帰国して、

ジョリーフォニックスのトレーナーをしている人で、知る人ぞ知る超有名人です。

 

 

9年前の2014年秋に、突然山下さんから

「道村式漢字学習法を知りたい!名古屋近辺で研修会を開いてはいないか?」と連絡が来た。

丁度、愛知県春日井市の小学校を訪問して研修会を行う予定だったので、

一時帰国しているときに、そこに駆けつけてくれた。

 

そして、その1ヶ月後の12月に、今度はジョリーフォニックスとは何ぞや?

と私が山下先生のセミナー座談会に駆けつけた。

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(この写真、やっとこさ探し出しました。9年前の二人です。)

 

不思議な出会いだったが、それを取り持ってくれたのがもじこさんだった。

その時のテキストは英語版のこんなのを使用していた。

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英語が苦手な私は、へ~ぇ、こんな指導法があるのかという程度の認識だった。

しかし、もじこさんと山下先生は「ディスレクシアなどの特性のある子たちは、

おしなべて漢字が苦手。文字の苦手さは小学校時代の漢字から始まっている!」と力説。

当時の私はディスレクシアの何たるか?発達障害とは?という分野には疎かった。

 

その半年後、私はがんの再発により抗ガン治療を受けて、

味覚麻痺に陥り、ほとんど食べられなかった。

そんな時に、私が牛乳は飲めるのでご飯にかけてみたと、ブログでつぶやいたことから、

なんとイギリスからライスプディングという甘いお菓子を山下先生が送ってくれた。

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しかし、その後遠く離れた山下先生との連絡は途絶えてしまった。

 

2年後の2017年4月に、初めて日本語訳版が発行されたと、もじこさんから送られてきた。

監訳・執筆:山下桂世子、翻訳・執筆協力:成田あゆみ(もじこさん)というなつかしい名前!

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それからさらに6年後の2023年1月に千葉県松戸市の小学校に漢字研修に行ったときに、

松戸市全体で取り組んでいる「ジョリーフォニックス」について、熱い報告を校長から受けた。

2023年2月5日『Twitter Spaceでフォニックスを話題にした』

この松戸市の取り組みも山下先生が関係していたと、この年末に知った。

 

そんなふうに9年前から細々とつながっていた私とジョリーフォニックス、そして山下先生。

ついに再会を果たすことになり、いっぱい話して長年の空白や思いを一気に埋めました。

 

翌日、この感動の再会を山下先生はFacebookに書き込んでくれました。

なんと8年振りくらいに道村静江先生にお会いしました。

道村先生はずっと盲学校に努めていて、

そこで目の不自由な生徒も学べるような漢字の指導をされていました。

それが「ミチムラ式漢字学習法」https://kanji.cloud/

「口で言えれば漢字が書ける」というところも素晴らしく、

私もイギリスで日本人の子どもに使っていました。

今はタブレットでできるなんて!いろいろアップされているのに驚きと感動。

この指導法はもっともっと世に出るべき!

どうぞ興味ある方、上記サイトをクリックしてください。

そして、そして!成田あゆみさんにもお会いしたのは、一体、何年振りだろう。

はじめてのジョリーフォニックス2の編集打ち合わせ以来なので、2019年の夏かな?

同い年、犬好きの私たち。道村先生に刺激をいただき、まだ私たち、やれるね、と(笑)。

もう最高の夜でした。たくさんの刺激、笑い、そしておいしいご飯をいただき、満足まんぞく。

 

聞けば、二人とも同い年の54歳!

今まで実践を中心にいっぱい経験を積んできたお二人さん。

自分の中には雑多なあれこれが溜まってきたが、これから先どんなふうに進めばいいのか?

というちょっとした悩みの話になった。

 

54歳と言えば、私が盲学校から一般小学校に異動した年齢。

私は初めて一般小学校へ行って現実を目の当たりにして、

盲学校で必死に取り組んできたことが、全部つながっていることを実感した。

今まで目の前の子だけに目を注いで、あれこれ試行錯誤してきたことが、

他の子たちにもこうしたらいいと一般化できるようになり、

それを言語化して発信することになって、今に至っているということを話した。

 

「そうだ、それだ!これからはもっと発信力を付け、

ディスレクシアや英語学習に悩んでいる人たちの役に立ててもらえるように、頑張る!」

と意を新たにしたようだった。

もうほとんどがおしまいに近づいている私と、これから大躍進を遂げていく若いお二人さん。

大いに頑張ってくれよな!!!