みんなよく知っているなあ~家庭菜園 | しずえばあちゃんの回想録 “We Can Do It !”

しずえばあちゃんの回想録 “We Can Do It !”

教師生活35年、子供3人。
パワフルに生き抜くしずえばあちゃんの
子育て論、教育論、人生論を綴っていきます。

人生の後半で取り組んだ漢字学習についても
情報を発信していきます。かんじクラウド株式会社 http://kanji.cloud

「月曜日に4回目の点滴を受けたはずなのに、体調はどう?
ほおずきのことなんか書いてはぐらかしているけど、辛いんじゃないの?」
とちらほら親しい人から連絡が来る。
そして、「ほおずき笛、鳴らせるよ!、私はいつも失敗している」などと書き添えてくる。
毎奇数日に読んでくれている多くの人も
「あれ?何でほおずき?」と思っているのではないだろうか。

うん、私も書きたいんだけど、
1,2日の観察じゃまだ自信を持って書けなくて、只今検証中!
次回書くから、今回もはぐらかせて~!

で、我が家の家庭菜園は2ヶ月が過ぎた。
プチトマト、ナス、オクラ、シソ、パセリ、バジル、ブルーベリー・・・と楽しませてくれた。
一番の問題は、小谷に行っていて不在だった十日間の水やり。
近所ではなく、遠くの知り合いにわざわざ水やりに来てもらって、難を逃れた。
3駅も離れている人に夕方ドライブしてもらって水やりに来てもらったり、
2駅離れている甥っ子に会社帰りに寄ってもらったり、
しまいには三島から義姉さんに1週間泊まりに来てもらったり、
みなさんに助けられて、我が家の家庭菜園は細々と続いた。

まあ、それなりに収穫はあったのですが、
来てくれる人、近所の通りすがりの人、友人、みんな様々に声をかけてくれる。
それはお褒めの言葉というより、家庭菜園の素人にあれこれアドバイスをくれたのだ。

<トマト>
「トマトは脇芽を切って、中心の一本を残すのよ。脇芽からは実はならないからね。」
「その切ったのは脇に挿しておくと、また芽が出るよ。」
「ある程度大きく伸びたら、上の芽を切って、もうそれ以上伸ばさないこと。」
「トマトは、水をやりすぎてもダメよ。
水を制限すると危機感を感じて、甘くなるんだから。」
「水をやりすぎると、割れてくるよ。」
確かに割れ目が出来ている。そこを虫が這っていて腐りかけている・・・

結局、黄色と赤の「アイコ」という種類のプチトマトをかなり楽しませてもらったのだが、
後半になるに従って皮が固くて、買ってきたまん丸のプチトマトの方がよほどおいしかった。
水を気持ち制限したら、下の方が黄色く枯れ気味になってきた。
いいのかな・・・枯れてきちゃったけど・・・と水やり専門の主人が気にしている。
上の方はまだ花が咲き、実がなろうとしているから、このままにしておいたらいいのかな?
もう分からないことだらけ。
そうしたら、通りかかった近所の人が、
「もう限界なんじゃない?」と一言。
あら、あら、あらあ~?
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<ナス>
これには笑ったなあ・・・
花が咲いて、実がなりだした。花が茶色くしなびたのが小さな実の先に付いていた。
それを見た主人が、「このナスもう腐りかけている・・・」とつぶやいた。
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「違うよ、花が咲いて受粉して、根元に実が付きだしたから花が枯れてきたんだよ。
その茶色いの取ってごらん。」と私が言う。
主人が恐る恐る茶色いのをはがす・・・「ホントだ!この奥のが実か!」
主人は工学系が専門で、植物のことには本当にとんちんかん。
田舎の人間とは思えない。興味のないところには知識は育たないとの典型だ。

かく言う私も偉そうなことは言えない。
ナスがなりだした・・・もうちょっと大きくなってから採ろう。
夕方頃にはもう少し大きくなっているだろうと、夕食時に採ろうと待っていた。
ところが、夕方もごうとしたら、ナスがしなっとして水気がない!
朝はあんなにしっかりしていたのに・・・そうか、「朝採りナス」と友達が言っていたなあ。
夕飯メニューを変えて、翌朝に採った。

また、後半のナスはなかなか急激に大きくなってくれなかった。
3日ほど辛抱強く待って、それなりに丸くなったナスを採った。
夕食に切ってみた。
中に黒い種がかなり入っていた。
あれ?スーパーで買ってきたナスを放っておくと、黒い種が増えてくるのは知っていたが、
今採れたてのナスなのにもう入っているの?おかしいなあ・・・
そんな話をまた違う友達に言ったら、
「肥料が足りないんじゃないの?水ばっかりやってない?」
と土の世話もいろいろあるんだよと教えてくれた。
葉が白く綿をがぶった時もそうだった。「うどんこ病だよ。」
葉に茶色の点々が出来た。「ダニだよ。」
う~ん、知らない・・・分からない・・・

<オクラ>
これは調子よかったなあ・・・
花がきれいだった。
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あまりに綺麗だから、花びんに生けたいなあと思った。
でも、一日しか持たない花なんだね。花を愛でるか実を採るか大いに迷った。
たった一日咲いただけでぽとっと落ちてしまう。その後に小さな三角の実を残す。
暑い時は、その三角があれよあれよという間に伸びてきて、立派なオクラになる。
もったいないなあと様子を見ていていると、あっという間に木化してしまうような硬さになる。
オクラだけはあまり失敗なく次から次から実を付けてくれるからありがたい!
よくなる日は3本ぐらい採れる。それを冷ややっこなどに使うと丁度いい。

<青ジソ・パセリ・バジル>
青じそはよく活躍してくれた。
「ためしてガッテン」でハーブをすりこぎで緑茶と一緒にすりつぶして煎れると、
糖尿病対策のスーパー茶になると言っていたので、ミニすりこぎまで買ってきて毎晩挑戦した。
その夏場の頃は、大きなシソの葉がたくさん採れたが、今は小さな葉ばかりだ。なんでだ?
それでも、まだ冷ややっこに役立ってくれている。

パセリは、普段洋食をあまり作らない私だから、なじみがない野菜だったが、
それでもジャガイモの冷製スープ・ビシソワーズ、マリネ、オニオンスープに散らさせてもらった。
使う量が少ないのか、ちっとも伸びなくてシソの陰になり、あまり育たなかった。
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途中から加わったバジル。
全くなじみのないハーブで、臭いがきつい。
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だけど、おしゃれなイタリアンの店に行くと使ってあるなあ・・・と真似をしてみた。
モッツァレラチーズとトマトのサラダに、バジルをまぶす。
オリーブオイルとヒマラヤのピンクの岩塩と粒こしょうをガリガリと引く。
素敵なサラダになった。

また、こんなパスタも作った。市販のソースを使わないパスタって、久しぶり!
ひき肉とぶつ切りトマト、採れたてのオクラも炒め、バジルをかなり大量に入れただけの塩こしょう味のパスタ。
うまかったよ!
ある時は、ナスの浅漬けが大量に残って味がきつくなったので、それを薄切りにして入れたら、
さらにうまかった!
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“庭の恵みをいただく”そんな気分で過ごさせてもらった2ヶ月間。
だが、今日書きたかったのはそのことではない。

こんな話題をちょっとしゃべっただけで、うんちくが次から次へと出てきて、
教えてくれる人がいっぱいいたってこと。
みんななんでこんなに野菜作りに詳しいんだろうと感心してしまった。

こんな都会にいて、なにがしかの野菜作りに挑戦しているのだろうか?
プランター野菜でみんな楽しんでいるのだろうか?
そんなはずはなさそうな人たちばかりなのに、
すごいなあ、すごいなあ・・・の一言だ!
ある人は「田舎育ちですから・・・」と言うが、
私も主人もそのはずなのだが、何にも知らなかった。
私も小学校の理科教科書の範囲内のことで全くお恥ずかしい。

ところが、一つだけ素晴らしいしくみを知ってうれしかったことがある。
プチトマトのこと。
プチトマトって熟してもぐ時に、触ればヘタのところから軽くポロッて採れるでしょ。
だけど、よく観察してみると、実が付いている茎のちょっと内側のところがくびれている。
あそこを上手に折るんだよ。
格好良く売ろうと思えば、あそこを折るんだよ、きっと・・・
(写真でわかってもらえるかなあ?)
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そんな発見をして喜んでいた私。
野菜として上手に育てることはちっともダメなんだが、
小さな発見の積み重ねをとにかく楽しませてもらった夏野菜。
さあ、秋野菜はどうするか?
また「サカタのタネ」に行って、ミニ園芸講座を聞いてこなくっちゃ!