四君子 『蘭』〜幽谷の貴公子〜 | 水墨画 八重桜日記  無二無三の世界を目指す旅をしよう

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水墨画家小嶋志津のブログです。墨を使い気運生動を生みだす伝統文化である水墨画の技法を次世代へ伝えるため貢献したいと思っております。
沈和年先生に師事。日美展水墨画一般部門準大賞受賞。作家部門入選等


水墨画で最初に習う題材は、四君子(しくんし)といって、蘭、竹、菊、梅のことを指します。

古くより、これらの草木の特徴を、徳の高い君子になぞらえて、このように呼ばれます。
 
この四つのモチーフには、基本的な点や線が全て含まれているとされています。
全ての基本となる要素で構成されますから、とても大切です。
最初の四君子を勉強し終えても、構成を変えて繰り返し勉強します。
 
一番最初に習うのは蘭です。
蘭の花は、本来であれば王宮にあるべき高貴な姿でありながら、山奥にひっそりと咲いて、辺りに良い香りを漂わせていることから、謙虚で高貴な君子に例えられています。
 
迷いのない葉の描線は心地よく、また葉に隠れるようにして咲く花は風情を感じさせますね。
 
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