皮膚からの
「激しい排毒」
そのことで私は約2か月間の自宅療養を余儀なくされました。
その模様については、前回の記事でご報告させて頂きました。
※参考:
私が突然いなくなった職場においては、当然ながら私の代役が必要になる。
そこで本部からの応援者が入れ替わり立ち替わり。
私が開けてしまった勤務の穴を埋めるべく、ドタバタのシフト調整が行われていた模様です。
普段は9時~18時の日勤での勤務。そうした方々が突如として25時間にもわたる丸一日の昼夜勤務に駆り出されることになる。
こうしたドタバタ劇が容易に予測できたため、私は最後の力を振り絞ってガンバリ続ける。
そんな具合に、倒れるまでは何とかシフトに穴を開けまい!私はどうにか踏ん張り続けていたのです。
職場復帰を果たした後に聞いたことなのですが・・・。その間に悲劇が進行していました。
その日、私の代わりを務めてくれた人物は普段は日勤での勤務に従事する、53歳の独身男性。
人格者であるため、当然ながら周囲からの人望があり、誰からも愛される。
私自身はそこまで親しくはなかったものの、とても感じの良いナイスガイ!
そうした印象を抱いていたのです。
その方は代役の勤務を終え、翌日は夜勤明けで休養。次の日は通常通りに朝から本部での勤務。
そして就業時間を終え、職場仲間は皆残業で残っていたところ・・・。
突然イスから滑り落ちるようにして、床に伏してしまったそうなのです。
呻き声をあげながら悶え苦しむ。その場にいた同僚たちはスグに119番通報を入れ、そのまま救急搬送。
近くの大病院に到着するや否や、そのままICUへ。手術が行われたそうなのですが、術後の経過が思わしくなく3日後に他界。
そのまま焼き場に送られて、お骨となって帰ってきたそうなのです。
彼には兄がいたそうなのですが、早くに他界。ご両親もすでにお亡くなりになっているとのことで、身内との連絡が取れない。
こうした理由で職場の人間が焼き場にお骨を引き取りにいった模様です。
あまりの出来事に皆、唖然。そしてあまりの展開の早さにすでに彼がこの世にいない。そうした実感すらも湧きにくかったとのこと。
このあいだ一緒に
「夜勤をしたのに・・・」
私の同僚から漏れ出る言葉は一様にこうしたものであったのです。
私の代役を務めてくれた方がその直後に他界してしまった。
2か月間の闘病生活を終え、症状が回復した喜びもどこかに飛んでしまい、唖然とするばかりの私。
持病があり、最近はかなり痩せていたとのことですが、私の代わりをしてくれた直後に亡くなってしまった。
この事実ばかりは揺らがない。どうしたって自責の念に苛まれてしまう。そんな自分を落ち着かせることが難しい。
いま自分が彼にしてあげられることは何もない。何もないことは分かっているものの、何かをせずにはいられない。複雑かつやるせない。
浮かんでくるのは、元気だった頃の彼のありし日の姿ばかり。
心の置き場所がどうにも見つからない。せめてこの記事が哀悼、そして懺悔の何かになるのなら・・・。
遺骨の引き取り手がいないため、彼は共同墓地に埋葬されたとのこと。
とにもかくにも天国の彼に一言、詫びを入れたい。近々に墓参りに行こうと思っております。