日本人は世界一の
「悪食人種!」
こうしたことがよくいわれます。
ウマイものを食うためなら、死だって厭わない。フグ料理などは、世界が驚く料理の1つ。
毎秋ごとに恒例となっている"毒キノコ中毒"なども、その典型例といえるのかもしれません。
死の寸前に身を晒してまでも、ウマイものを食いたい。それが日本人の特徴の1つなのだと言えるのでしょうが・・・、
でも最近は、その傾向にも異変が起きているようなのです。
とてもグルメとはホド遠いと思えるようなものまでも、たくさん食べている。それが何であるのかといえば、
"プラスチック"
こんなモノまで、日々口にするようになっていると囁かれているのです。
プラスチックといえば、私などはプラモデルを思い浮かべるのですが、あんなものまでを頻繁に食べるようになってしまっている。
もちろん、ウマイから食べているワケではないのでしょうが、実に多くの日本人が普通に食べている事実は揺らがない。
こんな事態に陥っているのです。
いくら悪食とはいえ、プラスチックを食べるとは一体全体、どういうことなのか?
食べている意識なんて全くないのに、なぜそんなものを摂り続けてしまうのか?
現代食はどこまで病んでいるのだろうか?
なるべく自然でムリのない毎日を送っていきたい私たちは、このことのイミとワケについて深く知っておく必要を思うのです。
■おにぎりから・・・
コンビニで買ってきた「おにぎり」。
そのまま食べるのではなく、たまには趣向を変えてお茶漬けにして食べてみる。
お茶やお湯をかけてしばらくすると、どういうワケだか
「油」
が表面に浮き出てくる。チャーハンでもない限り、油なんか浮かびようがないはずのに、
買ってきたおにぎりからはなぜだか油が浮いてくる。この怪奇現象は一体、
"何なのか?"
そう思ってしまうのです。
その内情を知るには現在、コンビニ・お弁当・外食産業など。これらで使われるお米の素性について把握しておく必要があります。
それは知れば知るほどの世界で、油が浮く程度のはなしでは済まされない!
この記事を読み終える5分程度の間に、あなたはさまざまな「加工と塗装」
その知られざる実態を知ることになるのです。
おにぎりから出る油の正体は2つあります。1つ目は、ビニールに包まれた"海苔"。
海苔をチギれないように、円滑に引き抜くために使われる油が1つ。
もう1つは、お米のツヤを出し、粒を滑らかにする、この目的でも油が使われているのです。
お茶漬けで浮いてくる油の正体は、海苔と米。こういうことになるのです。
ココで使われる油には多くの場合、乳化剤という名の
「合成界面活性剤」
が混ぜられていることがいわれます。ご飯にツヤを与える目的で使われる油は炊飯油と、その筋では呼ばれている模様です。
このブログの読者のあなたならご存知であろうと思いますが、その油は古来より伝わる伝統的な圧搾製法のものではなく、劇薬指定のベンジンから作られる
『ヘキサン抽出油』
になります。このヘキサン油には、リン酸塩や水酸化ナトリウム、シリコンなどといった、さまざまな添加物が使われている。
そんなヘキサン油に合成界面活性剤が混ぜられ、海苔引きや米のツヤ出しなんかに使われている。
私などは、もはやこの時点で食べたくない!腹が減ってもガマンしよう!
こんな風に思ってしまうのです。
※参考
『油まみれの日本人・脂質栄えて健康滅ぶ!?油食を放棄し日本の独立を心から願う!』
■具にも米にも!
おにぎりの具に当たる、ツナマヨやおかかやコンブ。
そうした具材に使われる化学合成添加物は20~30種類といわれています。
コンビニなどのおにぎりを問題視する際は、具材の添加物を槍玉に挙げるケースが多いのですが、実はお米。
白米の部分にも、たくさんの添加物が使われているのが常識です。その数を挙げればザッと、10~15種類。
買う側からは見えにくいことから、
「見えない添加物」
こんな風にもいわれているのです。
内訳をカンタンに見ておくと、先ほど述べた炊飯油に使われる合成界面活性剤。
そして保存料代わりに使われる「グリシンやPH調整剤」。
また味わい深いお米にする目的で、化学調味料が使われるケースも多いのです。
さらには甘味・ツヤ・粘りを付け加える目的で、化学合成のアミラーゼやセルラーゼなどの酵素類も添加されているとのこと。
具にも米にも、どちらにも、実にたくさんの添加物が混ぜられている。
こうしたことが指摘されているのです。
でもこれで終わりかといえば、まだ終わらない。上記はあくまでお米を炊き、商品として仕上げられるまでの添加物だからです。
お米を炊く前、すなわち玄米の段階においても、さまざまな添加物が使われている。
そこにこそ冒頭で述べたプラスチックの問題が隠されているのです。
■使いたいけど・・・
以前もこのブログでお伝えしましたが、原材料費を低く・安く抑えるためには、
「古米・古古米」
などの安いお米を仕入れる必要があります。安く仕入れて、高く売る。
これは商売成功の原理原則、普遍のゴールデンルールになるものだからです。
仕入れ費用を抑えるには、古米などは打ってつけ!のモノになるのですが、そこには当然、問題だってあるもの。
それはどうしたって米の質が落ちてしまうこと。味は悪く、ニオイも出て、しかも割れやすい。
安いのはありがたいことではあるものの、どうしたって質の悪いお米にならざるを得ない。
さらに悪いことにお米となると、日本人には極めて身近な食材なので、味の悪さはスグサマお客に、バレてしまう。
あそこの米はマズイ!だなんてツイッターなどで拡散されてしまえば、目も当てられない。
使いたいけど、使えない・・・。こんなジレンマに悩む経営者を救ってくれる薬剤が、
"精米改良剤"
こういうことになるのです。
■新米の如く!
精米改良剤については、コメの偽装、コメの改竄。
こうした言葉で表す以外に手段がありません。改良剤一発で、古いお米をあたかも
「新米!」
であるかのように、はたまた良質なお米であるかのように見せかけることができてしまう、そんな薬剤だからです。
味が落ちて、割れやすい、収穫後数年経ったようなお米でも、改良剤を使えば、新米であるかのようなツヤや香りを演出できる。
古い玄米をそのまま精米すると、精米機の動きに耐えられず破砕米。
割れたお米がどうしたって多くなってしまうのですが、玄米の状態で
「リン酸塩」
を振りかけておく。しばらく時間をおいてから精米すると、割れにくくなる。
この処理で大幅に破砕米を減らすことができるというわけです。
また古米なので当然、甘みも旨味もないし、独特のニオイだって出やすくなる。そこで活躍するのが、合成甘味料の
"D‐ソルビット"
これで味の落ちたお米の美味しさを甘くてウマイものへと変貌させることができるのです。
さらには化学調味料のグルタミン酸ナトリウムで旨味を付け足し、古米臭を取り除く目的でデンプン品質改良剤としての
「ショ糖脂肪酸エステル」
「グリセリン脂肪酸エステル」
なども添加されていく。そして精米改良剤の主体として使われているのが、
「プロピレングリコール(PG)」
この物質は100%石油から合成されることから、食べるプラスチック。
このように呼ばれているのです。
プロピレングリコールを古米に使えば、ツヤツヤしたお米の光沢を付け足すことができます。
食べるプラスチックをスプレーでシューと噴霧することで、
"白い輝き☆"
を湛えた、甘くて旨みのある新米のようなお米に作り変えることができるのです。
プロピレングリコールこと、液体プラスチックは化粧品やシャンプーなどにも使われますが、主食のお米にも使われている。
その毒性は、肝臓、腎臓、心臓、脳への障害。他にアレルギーを起こすことが指摘されているのです。
コンビニなどのお弁当やおにぎり、さらに外食産業には、私たちの知らないところで、このような加工と細工とが施されている危険性があります。
もちろん、最近人気のレンジでチン!するタイプのパック米なども同様のキケンがあるのです。
食べる量の多いお米だからこそ、プラスチックが混ぜられたようなものを
「選んではならない!」
私などはこのように思うのですが、いかがでしょう?
自分で米を研ぎ、炊くことは面倒なことなのかもしれませんが、そのひと手間が自分や大切な家族の将来の健康を約束する。
使われている添加物や農薬の詳しい情報が明らかにされていない限り、外食もコンビニ食もお弁当なども買わないこと。
この必要があるのではないでしょうか。
信頼できるところから可能な限り無農薬のお米を買い、お弁当もおにぎりも、ガンバって自分で
作ること。
それがプラスチック米のキケンを避ける、唯一の方法になります。
また最近は、ペットボトルに含まれる微量プラスチックの問題。さらにはプラ容器と電子レンジとの不都合な関係。
こうした事実が明らかにされています。
食の安全の現状を思うと暗澹たる気持ちになってしまうのですが、粘り強く訴え続けることで、少しでも仲間を増やしていこうと思っております。